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ネットワークが遅いと思って床を上げてみたら10BASE-Tハブを発見。なんでこんなところに残っているんだ・・・。(写真:エイジ)

from 担当編集者(3件)
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最初はゲームのサイトを作ろうと思っていたとか。でもそのようなサイトはたくさんあるのでやめたそうです。日記サイトもいいと思ったけど,知人だけが見に来るサイトは寂しいので却下。結局,初心者向けのネットワーク解説ページにしたそうです。
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ネットワーク系の資格試験は,テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験や,シスコのCCNA試験などが有名です。ちなみにエイジさんは,CCNA講座「シスコ資格:CCNAへの道」をWebで連載中です(連載記事)。
*3
人に教えることを前提として書いたメモです。学校の先生は,授業のネタ帳として,こうした「自分ノート」を作っている人が多いそうです。

 

 日経NETWORKさんでこうしてブログっぽいものを書かせていただいているのも,もとはと言えば2002年の3月から始めているWebサイトが縁だったりします。学生に勧められてWebサイトを作ろうと決めたはいいが,さて何を書こう? 悩んだ末*1,ネットワークの勉強サイトがいいだろうと思ったんです。というか,それぐらいしか書けることがありませんでした。当時,ネットワークの初心者向けのWebサイトってあまりなかったし,自分の勉強になるし,こりゃいいやと。

 Webサイトを作って良かったことはいくつもあります。思ったよりアクセス数があったり,日経NETWORKさんのように寄稿の話があったり。でも,一番良かったのは,自分にネットワークの知識が身に付いた(と思える)ことですね。自分の持っている知識を再確認できたり,持っていない部分を補えたことが大きいかな。自分では理解したと思っていたことでも,実はあまり理解できていなかったり,抜けがあったりするんですよね。

 例えば,授業でファイアウォールについて説明しなければいけないときがありました。

 パケット・フィルタリングを説明しなきゃダメだからIPアドレスとポート番号のことを最初に説明してと・・・。あれ? たしか,職場で使っているファイアウォールってNATもするよな。じゃあ,NATも説明しなきゃ。う~ん・・・。他社のファイアウォールもNATってするのかな? 調べないと。そういえば,セッションの維持ってどうやっているんだろう。あれ? この製品カタログにあるフェイルオーバー機能って何だ? あれれ? そもそもファイアウォールを使うネットワークの構成ってどうなってるんだっけ・・・。

 一つのことを説明しようと思っているのに,疑問がいくつもいくつも出てきて,その度に調べるはめに。僕って知識ないよな~。普段仕事で使っている知識ってのは,それなりに理解しているつもりですが,ネットワークの全体的な知識や基礎知識ってなかなか見直すタイミングがないんですよね。見直してみると,結構知らないことがあったり,勘違いしてたりすることが多いんです。

自分の言葉で伝えられたら一人前

 じゃあ,どうやって自分の知識を再確認するか。資格試験*2を受けるのは一つの方法だと思います。でも僕がやってきた「他人に教える」ってのが一番のオススメです。あまりネットワークに詳しくない新入社員や,学生さんなどがよいです。ネットワークに詳しい人からは出てこない思わぬ質問が,あなたの知識の盲点を見事に突いてくれますよ。

 そうした人が見つからないっていう場合は,「ネットワーク技術ノート」*3なんてのを作るといいかも。先生になったつもりで書いてみて,ブログかなんかでコツコツ公開するのもアリですよ。あ,これはライバルが増えちゃうな。

 人に教えるとなると,ごまかしが効かないってのがポイントです。なぜだかわからないけど,自分が納得していないことって上手く伝わらないんですよ。「いまいちよくわかっていないから,教科書の解説をそのまま使おう」なんてことをすると,やっぱり相手も理解してくれないんですよね。なので,どうしてもいったんは自分で理解して吸収して,そこから吐き出す必要があるんです。やはり文字にしたり言葉にしたりすると自分の頭の中の知識がしっかりと形になるって気がします。それに,人に教えようといろいろ考えたり試したことは,なかなか忘れないですよ。

 正直言って,人に教えることができるモノを作るのはすごく大変です。僕はWebページを作るときに,「あ~こんなこと始めなきゃよかった」なんて毎回思っています。でもその苦労が,今の自分を支えています。


筆者紹介
ネットワークの勉強サイトRoads to Nodeの管理人。Flashで作った動画の技術解説が好評。本職は,技術系専門学校の講師。ITproでは「シスコ資格:CCNAへの道」と題したCCNA試験対策の記事を連載中(毎週火曜日更新)。網野衛二というペンネームで執筆活動も始めている。