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 先日,松下電器産業がプレス向けに開催した内覧会で,同社が3月に発表した「VIERA Link」(ビエラリンク)を体験してきた(写真1)。

 VIERA Linkとは,同社のプラズマ/液晶テレビ「VIERA」とHDD&DVDレコーダー「DIGA」やAVアンプをHDMIケーブル(写真2)で接続し,VIERAのリモコン一つですべての機器を操作できるようにする機能のこと。この機能を搭載した製品が4月から5月にかけて続々登場する予定だ。

写真1●大画面のプラズマテレビ「VIERA」にHDD&DVDレコーダー「DIGA」,AVアンプ「SU-XR57」をつないで行われた「VIERA Link」のデモ 写真2●テレビとHDD&DVDレコーダー,AVアンプをそれぞれ1本の「HDMIケーブル」で接続。ここに映像・音声信号に加えて制御信号を流すことで,テレビのリモコンだけで3つの機器を操作できる

 一般に家庭でこういったAV環境を作ったときに困るのは,操作用のリモコンがいくつもになり,一連の操作をリモコンを使い分けなければならないことだ。

 例えばテレビでDVDの映画を迫力のサウンドで楽しもうと思ったら,
(1)テレビのボリュームを「消音」にして
(2)テレビの映像入力を「AVアンプから」に切り替え
(3)AVアンプ側でボリュームを調整し
(4)HDD&DVDレコーダーでDVDを再生する
といった一連の操作を,3つのリモコンを使い分けてユーザーが行わなければならない。このようなリモコンを使い分けての操作は,“機械オンチ”の人でなくても面倒だし,どれがどの機器のリモコンか分からなかったり,リモコンがどこかへ行ってしまい,あちこち探し回ることにもなりかねない。

 そこでこのVIERA Linkでは,同社のプラズマ/液晶テレビ「VIERA」とHDD&DVDレコーダー「DIGA」,AVアンプ間のデジタル映像・音声出力に使用する「HDMIケーブル」が同時に制御信号を流すことができるという特性を利用して,VIERAのリモコン1つでHDD&DVDレコーダーやAVアンプなどHDMI接続した機器も制御できるようにした。

 今から15年ほど前,記者が自宅にAVサラウンドのシステムを導入して最も苦労したのがリモコン操作の煩雑さだ。テレビとビデオデッキとAVアンプの三つのリモコンの使い分けが面倒で,せっかく作ったサラウンド環境も,あまり活用しなくなってしまった記憶がある。そんな昔のことを思い出しながら,さっそく記者も,VIERAのリモコン1つでAV機器の操作を体験してみた。

写真3●VIERAのリモコンで「操作一覧」のボタンを押すと,そこからDIGAのリモコンに持ち替えずにDIGAの操作ができる 写真4●VIERAのリモコン操作でDIGAの操作メニューが表示された

 まずは,今観ているテレビ番組をDIGAで録画してみた。これは通常だと,VIERAのリモコンで入力をDIGAに切り替え,そこでDIGAのリモコンに持ち替えて操作をする必要がある。ところがVIERA Linkを利用すれば,VIERAのリモコンで「サブメニュー」ボタンを押すだけで,DIGAの「見ている番組を録画」などのメニューが現れ,すぐに録画が可能な状態になる。

 番組予約など,DIGAの他の操作を行う場合は,VIERAのリモコンで「操作一覧」ボタンを押せばよい(写真3)。これで画面に「ディーガを操作する」というメニューが現れるので(写真4),いちいちDIGAのリモコンに持ち替えなくも操作を続けることができる。

 最後にDVDの映画を見終えたという想定で,VIERAとDIGA,AVアンプの電源をすべて落としてみた。これも,従来なら一つずつ電源を落としていかなければならないところが,VIERA Linkを使うことで,VIERAのリモコン操作一つでまとめて電源を切ることができる。いちいちリモコンを持ち替えずに,シームレスに三つの機器の操作ができるので非常に快適だ。

 かつて記者が自宅に導入したAVサラウンド環境では,テレビが25インチと小さく,サウンドの迫力とがミスマッチだった。ところが今や,大画面の薄型テレビが急速に普及し,マニアではないごく普通の人がAVアンプを導入してテレビを迫力のサウンドで楽しむ時代になった。そこで問題になるのが,ただでさえ面倒なHDD&DVDレコーダーの操作に加え,AVアンプの操作も必要になり,ますますリモコン操作が煩雑になることだ。今回松下が導入した「VIERA Link」は,その一つの理想的な解と言えるではないだろうか。