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写真1 選択した範囲全体に罫線を引く
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写真2 外枠だけを太線にする
写真2 外枠だけを太線にする
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写真3 印刷するサイズを拡大縮小する
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写真4 ヘッダを印刷しないよう設定する
写真4 ヘッダを印刷しないよう設定する
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 OpenOffice.orgの表計算ツールである「Calc」について,「基本操作と数式の入力」「書式設定と日付入力」を説明した。今回は,罫線の引くなどして表を仕上げてみよう。

罫線を引く

 Calcの印刷プレビューを見ると分かるように,そのままではマス目は印刷されない(これはMicrosoft Excelでも同じである)。そのため,ユーザーが罫線を描く必要がある。罫線を引く操作は,Writerとほぼ同じだ。ドラッグで罫線を引いたり消したりする機能はないが,Writerとは違って斜め線を引くことができる。

全体に罫線を引く

 それでは,選択した範囲全体に線を引いてみよう(写真1)。

(1)罫線を引きたいセルを選択する
(2)「書式」ツールバーの「外枠」ボタンをクリックする
(3)「外枠」ダイアログが表示されたら,「田」を選択する

外枠を設定する

 続いて,外枠だけを太線にしてみよう。ここでは,複数のセルをまとめて選択し,その間の罫線はそのままにし,外側の線だけを変更する(写真2)。

(1)外枠を設定したい範囲を選択する
(2)[書式]-[セル]
(3)「セルのフォーマット」ダイアログが表示されたら,「外枠」タブを選択する
(4)「線を引く位置」で,「表内の線は変更せず外枠線を設定」(右端)をクリック
(5)「線」「スタイル」で1.00ptをクリック
(6)「OK」ボタンをクリック

表を仕上げる

 ExcelやCalcで作成した表を紙に印刷したい場合も多いだろう。ここでは,印刷時に必要になる2つの機能を取り上げる。

表を用紙サイズに収める

 作成した表を用紙のちょうと1ページに収めたい場合には,ページ書式で印刷するサイズを拡大縮小して調整する(写真3)。

(1)1ページに収めたい範囲をドラッグで選択する
(2)[書式]-[ページ]
(3)「ページスタイル」ダイアログが表示されたら「表」タブを選択する
(4)「拡大縮小モード」で「印刷範囲をページ数に合わせる」を選択する
(5)「ページ数」を「1」にする
(6)「OK」ボタンをクリックする

ヘッダとフッタを設定する

 Calcでは,デフォルトでヘッダとフッタが印刷される。これを非表示にするには,次のようにページ書式で設定する(写真4)。

(1)[書式]-[ページ]
(2)「ページスタイル」ダイアログが表示されたら「ヘッダ」タブを選択する
(3)「ヘッダを付ける」をオフにする
(4)「フッタ」タブで同様に設定する
(5)「OK」ボタンをクリックする