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図1 セッション数が制限を超えると接続が拒否されることがある
図1 セッション数が制限を超えると接続が拒否されることがある
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図2 Windows XPでセッションを切断した画面
図2 Windows XPでセッションを切断した画面
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図3 net sessionコマンドで接続している全セッションの情報を確認したところ,\\chabmb12というパソコンのアイドル時間が最も長い
図3 net sessionコマンドで接続している全セッションの情報を確認したところ,\\chabmb12というパソコンのアイドル時間が最も長い
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図4 \\chabmb12というコンピュータ名のパソコンから接続しているセッションを切断した画面
図4 \\chabmb12というコンピュータ名のパソコンから接続しているセッションを切断した画面
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net session /delete
または
net session \\コンピュータ名 /delete

 共有フォルダを利用していると,ときおり『コンピュータの接続数が最大に達しました。これ以上コンピュータを接続できません。』と表示され,共有フォルダに接続できないことがあります(図1)。これは,Windows XPなどのクライアント系OSにはセッションの最大同時接続数が設定されており(Windows XP Professionalでは最大10セッション/Windows XP Home Editionでは最大5セッション),ファイルを共有している際にこの規定数に達してしまったためです。Windows Server 2003などのサーバー系OSでも,ライセンス・ロギング・サービスの設定によっては同じ状況が起こることがあります。

 この事象を回避するためには,サーバーとして利用しているパソコン上でnet sessionコマンドを使って,利用していないセッションを強制的に切断します。単に「/delete」オプションだけを付けて実行すれば,接続しているすべてのコンピュータとのセッションを切断できます。

 すべてのセッションを切断しても,エクスプローラでのファイル共有アクセスであれば一般に問題とはなりません。もし,ほかにどのような影響が出るかどうか判別できないといった理由で,特定のセッションだけを切断したい場合は,「/delete」オプションと「\\コンピュータ名」オプションと組み合わることで実現できます。そのセッションで開いているファイルがあると,「この操作を続行しますか?」という確認が表示されますが「y」と入力すれば強制的にセッションを切断します(図2)。

 どのセッションを接続してよいかわからない場合は,まずはコンピュータのセッション情報を確認し,アイドル時間が長いものを探すのも手です(図3)。アイドル時間が長いということは,一般にはサーバーに長時間アクセスしていないということになり,切断しても影響が少ないといえるでしょう。

 なお,Windows NT系コンピュータからのセッションを切断するにはコマンドを複数回実行する必要があります。具体的には,切断コマンドを何度も実行して『このコンピュータ名に対するセッションは存在しません。』というメッセージが表示されれば,完全に切断できたことが確認できます(図4)。

 こうすることで,セッション数に余裕ができ,別のコンピュータが接続できるようになります。なお,以前にnet configコマンドのところで紹介したnet config server /autodisconnectコマンドでセッションの持続時間を調整することも可能です。