PR

世界の有力企業がITを駆使して事業を展開している。プロとして誇りを持って仕事に取り組めば、活躍の舞台は国内にとどまらず、海外に雄飛して働くことも夢ではない。


アビーム コンサルティング 代表取締役社長 西岡 一正氏

――コンサルティング会社では転職組が活躍しているという印象があります。

西岡 新卒者の採用にも力を入れていますが、年間150人前後を中途採用しています。このうち、10~15人が外国籍です。

 当社の前身はデロイトコンサルティングと監査法人トーマツで、2003年に両社から分離・独立しました。1990年代からグローバル化を進めてきましたが、分離・独立に伴ってアジアを基点とするコンサルティング会社として再スタートを切りました。たくさんの外国人社員が活躍している理由がここにあります。

 実際、グローバルに活躍できる機会は少なくありません。例えば、日本企業が米国であるプロジェクトを立ち上げるとしましょう。現地の米国人が仕切るコンサルティング会社がありますが、当社ではその企業の日本での担当者と米国とがプロジェクトに参画し、力を合わせます。日本のIT企業の中で、当社のように海外で活躍できる機会がある会社は少ないと思います。

 当社ではチームで働くことを重視しています。日本人だけでなく、アジアや欧米出身のコンサルタントもたくさん活躍していますが、それぞれの国籍の社員が互いに認め合い、尊敬し合って仕事をしています。多様な文化を受け入れられる組織です。

 グローバルな事業展開に加え、ITとマネジメント、ビジネスプロセス、経営戦略の4つをバランスよく扱っていることも大きな特徴です。つまり、IT技術による経営革新、グローバル経営、マネジメント改革といった視点で顧客にサービスを提供しています。

 我々の仕事は顧客の企業価値を高めることです。評価をいただき、総合商社、大手銀行、大手消費財メーカー、自動車メーカーといった日本を代表する業界トップクラスの企業と長い付き合いをしています。ですから、仕事を通じてスキルを磨いたり、経験を積む機会はたくさんあります。

――コンサルタントに必要な資質とは何でしょうか。

西岡 プロフェッショナルであることが大切です。プロとしての自覚、知識、経験、倫理観を持たなければなりません。その上で、自分が寄って立つ専門を少なくとも1つは持ってほしい。とはいえ、専門知識を身に付けたらそれで終わりというのでは困ります。世の中は絶えず進化、変化しています。顧客が求めている方向に付いていけるようにいつも勉強しておくべきです。

 コミュニケーションスキルも大切です。独りよがりでは当然仕事はできませんし、顧客と意思疎通ができなければ相手の企業価値を高めることなどできませんよね。さらに言えば、好奇心を持ってほしい。今やITは“世界共通語”になっています。ITという同じ基盤で世界各国の人と意思疎通が図れます。好奇心を持って世界で通用する仕事をしてほしいです。


■仕事で困らない程度に英語は身に付けられる

――英語は必須で、ITに関する知識も不可欠となると、コンサルタントに対する要求は高いですね。

アビーム コンサルティング 代表取締役社長 西岡 一正氏

西岡 実は私自身、この会社に入るまでほとんど英語を話すことができませんでした。入社後、好奇心を持って仕事に取り組んでいるうちに、何とかできるようになりましたが、今でも下手と思っています。しかし下手でもちゃんと自分の考えを持っていれば、仕事で困らない程度に英語は身に付きます。

 ITのスキルや経験を持つ社員は大勢いますが、すべての中途採用者がITの専門家とは限りません。ビジネスプロセスに関わる仕事と、それに伴うシステム設計・開発などに取り組んでいるので、当社には2種類の人が必要です。1つはIT関連の経験者で、もう1つは当社の顧客である商社や銀行、消費財メーカーなどの出身者です。彼らはそれぞれの業界のビジネスプロセスを理解していますが、ITに詳しいわけではありません。

 最近、IT業界で働くことの魅力が薄らいでいるように言われるのは残念です。当社は低価格のITサービス市場で競争しようと思いません。付加価値が高く、プロフェッショナルとしてプライドを持てる仕事だけに今後も取り組んでいきます。

 ITがなければ、今やグローバルマネジメントなど不可能な時代です。そういう重要な分野を担っている人が頭をフルに回転させて仕事できることほど楽しい仕事はありません。ITは世界共通語ですから、自分の志があれば、世界に雄飛して働くことも夢ではない。そういった機会を絶えず社員に提供していこうと思います。


西岡 一正(にしおか・かずまさ)氏
1946年生まれ。69年慶応大学経済学部卒。70年アーサーアンダーセン入社、81年等松 トウ シュロス コンサルティング設立に伴って代表取締役に就任。93年デロイト トーマツ コンサルティング代表取締役社長を経て、2003年社名変更に伴ってアビームコンサルティング代表取締役社長に就任