今回は,Javaを導入してみよう。Javaはマルチプラットフォームで動作するプログラム実行環境として利用できる。また,WebブラウザでJavaアプレットを表示する際にも必要になる。Javaを利用するプログラムも増えてきているので,ぜひインストールしておこう。
作業は,rootユーザーでログインして行う。ログイン時には,管理者パスワードを入力する。Fedora Core 5のインストール時に設定したパスワードを使おう。
Javaをダウンロードする
まずは,「Java Runtime Environment」(Java実行環境,JRE)をダウンロードする。
(1)JavaのWebサイトにアクセスする
(http://www.java.com/ja/)
(2)「Download NOW!」をクリックする
(3)「手動ダウンロード」ページが表示されたら,「Linux RPM(自己解凍ファイル)」の「ダウンロード」をクリック(写真1)
(4)「ディスクに保存する」を選択して,「OK」ボタンをクリック(写真2)
ダウンロードしたファイルは,デスクトップに表示される。
ダウンロードしたファイルの設定を変更する
続いて,ダウンロードしたファイルをインストールできる状態に変更する。
(1)上部メニューで「アプリケーション」→「システムツール」→「ファイルブラウザ」を選択
(2)左フレームで「ファイルシステム」をダブル・クリック
(3)右フレームで「usr」フォルダをダブル・クリックして開く
(4)「ファイル」→「フォルダの生成」を選択
(5)新規作成したフォルダ名を「java」とする
(6)先ほどダウンロードしたファイルをドラッグして,「java」フォルダに移動させる(写真3)
(7)「java」フォルダをダブル・クリック
(8)ダウンロードしたファイルを右クリック→「プロパティ」
(9)プロパティダイアログが表示されたら,「アクセス権」タブをクリック
(10)"実行"を3つともオンにする(写真4)
(11)「閉じる」ボタンをクリック
Javaをインストールする
それでは,いよいよJavaをインストールする。
(1)ダウンロードしたファイルをダブル・クリック
(2)ダイアログ・ボックスが表示されたら,「端末内で実行する」をクリック(写真5)
(3)「GNOME端末」に使用許諾契約書が表示されるので,「スペース」キーを押して次へ進める
(4)最後まで進んだら,「y」キーと「Enter」キーを押す(写真6)
これでJavaのインストールが完了した。「Java」フォルダに,新しいファイルが登場している(写真7)。
Javaプラグインを有効にする
最後に,FirefoxでJavaアプレットを表示できるよう,プラグインを設定する。
(1)「Java」フォルダで次のフォルダを開く
「jre1.5.0_06」→「plugin」→「i386」→「ns7」
(2)「libjavaplugin_oji.so」アイコンを右クリック→「リンクの作成」(写真8)
(3)デスクトップのコンピュータのアイコンをダブル・クリック
(4)次のフォルダを開いていく
「ファイルシステム」→「usr」→「lib」→「firefox 1.5.0.4」→「plugins」
(5)手順(2)で作成したリンクをドラッグして,「plugins」ウインドウまで移動させる(写真9)
これで,FirefoxでJavaアプレットを表示できるようになった。動作確認には,先ほど紹介したJavaのWebサイト(http://www.java.com/ja/)に接続して,「インストールの確認」を表示してみるとよいだろう。