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 マイクロソフトの新Office製品「the 2007 Microsoft Office 2007」に含まれるプロジェクト管理ソフト「Office Project 2007」と「Project Server 2007」の特徴は,従来に比べて大幅に運用コストを削減できる点である。Project ServerのWebアクセス機能が強化され,メンバー全員に高価なProject Professionalを用意しなくてよくなったほか,ネットワークに与える負荷も大幅に下がった。

 まずはProject 2007の概要をおさらいしよう。Project 2007は,「コスト」や「期間」,人員などの「リソース」といった様々な制約を調整しながら,プロジェクトの目標を達成する「プロジェクト・マネジメント」を実現するためのソフトである。Project 2007には3種類の製品がある。個人のプロジェクトだけを管理する「Project Standard 2007」と,チーム全体や全社レベルのプロジェクトを管理する「Project Professional 2007」,Project Professional 2007と連携するサーバー・ソフトウエアの「Project Server 2007」である(図1)。

図1●Project 2007の製品構成

 「Project 2002」までは,Project Serverのクライアントとして「Project Standard」が利用できた。しかし「Project 2003」以降,Project Serverと連携して複数メンバーが参加するプロジェクトを管理するのであれば「Project Professional」が必要になっている。

導入コストが大幅に低下,「全員にProfessionalが必要」ではなくなる

 もっとも,「チーム全体や全社レベルでのプロジェクトを管理するためには,メンバー全員にProject Professionalが必要」という状況は,Project Server 2007で改善される。Project Server 2007はWebアクセス機能を強化しており,メンバーがWebブラウザを使ってProject Serverにアクセスして,簡単なプロジェクトを作成したり,進行状況を修正したり確認したりできるようになった(図2)。

図2●Project Server 2007のWebアクセス機能。ガント・チャートがWebブラウザから利用できるようになった

 特に大きい変化は,プロジェクトの進行状況などを視覚的に把握できる帯状のグラフ「ガント・チャート」が,Webブラウザから利用できるようになったことだ。Project Server 2007のWebアクセス機能は,「Windows SharePoint Services(WSS) 3.0」がベースになっており,WSS 3.0に追加されたガント・チャート表示機能が利用されている。

 つまりProject 2007では,プロジェクト・マネージャだけが「Project Professional 2007」を使用し,メンバーはWebブラウザだけを使うという運用が可能になったのである(図3)。この場合必要となるライセンスは,Project Serverのライセンスと,プロジェクト・マネージャ用のProject Professional 2007のライセンスのほかは,Project Serverを利用するメンバー分のProject Serverクライアント・アクセス・ライセンス(CAL)だけになる。従来に比べて,Project Professionalのライセンスを大幅に削減できる(もちろんこれ以外に,Project Serverを運用するWindows Serverのライセンスと,Windows ServerのCALが必要である)。

図3●Project Server 2007では,同2003と比べてクライアントのライセンスを削減できる

ネットワークに与える負荷が減り「運用にターミナル・サービスが不要に」

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