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 タクシー大手の国際自動車(東京・港区)がこのほど無線システムの機能を補強した。投資額はおよそ6億円。IT推進室とタクシー事業部が担当した。

 機能の補強は、会員制サービス「km(ケーエム)マイタクシー」のためのものだ。同サービスの会員専用ダイヤルは、24時間対応。英語が堪能なドライバーや禁煙車などが顧客のニーズに合ったサービスを選ぶことができる。2004年3月から展開してきた。

 kmマイタクシーの会員は、専用のカードに自宅や会社といった目的地を登録することができる。従来は紙のカードの裏に11桁の番号が記されており、この番号をカーナビに打ち込むと目的地がインプットできた。しかし、暗い社内では入力に手間取ることがあったという。今回の補強でカードは磁気カードになり、目的地はカードリーダーで簡単に読み取れることできるようになった。登録地点の数も2から4に増えた。

 国際自動車では無線システムの増強も同時に図った。2003年6月から社内で「デジタルGPS無線システム」と呼ばれる無線システムを使ってきた。無線装置のデジタル化は当時、大手タクシー会社では初めての試みだったという。

 デジタルGPS無線システムに、各車両に都内を十数地区に分けて空車と実車の多さをそれぞれ8段階で示すという機能を追加した。情報は5分ごとに更新される。今回、無線センターでの受付要員は3割増にし、電話回線は23から46本へと倍増させた。無線がカバーする地域も増やした。