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今やパソコンにウイルス対策ソフトを入れるのは常識。だが,実際にはウイルス対策ソフトどころかセキュリティ対策を何も施していないような危険なパソコンが世の中にはたくさんある。

 そんなパソコンには,できれば近づきたくない。しかし,出先でやむを得ずそういったパソコンを使わなければならない状況に陥ることは十分ありうる。運悪くそのときに,操作したファイルからウイルスに感染してしまったら目も当てられない。

インストール不要で気軽に使える

 そんなときは,感染の危険を少しでも減らすためにウイルス対策ソフト・ベンダーが無料提供している「オンライン・スキャン」サービスを使うとよい(図1)。Webブラウザ経由でActiveXコンポーネントをダウンロードして,パソコン内にウイルスがいないかを調べられる。勝手にアプリをインストールすることが禁じられているパソコンでも使えるので,こうしたニーズにはもってこいのサービスといえる。

図1●トレンドマイクロ オンラインスキャン
図1●トレンドマイクロ オンラインスキャン
http://housecall.antivirus.com/housecall/start_jp.asp

 この手の無料スキャン・サービスは,多くのウイルス対策ソフト・ベンダーが提供している。どのサービスも基本的なしくみはほとんど同じで,出回っているウイルスを検出できないということはまずない。そういう意味ではどのサービスを選んでも問題ない。

 ただし,使い勝手はサービスによってかなり異なる。問答無用でパソコン内を全スキャンするサービスもあれば,事前にスキャン対象のドライブを指定できるものもある。持ち込んだUSBメモリーだけをスキャンしたい場合などは,後者のタイプが明らかに便利である。図1で紹介している「トレンドマイクロ オンラインスキャン」サービスは後者のタイプで,使い勝手がいいので筆者はよく使っている。

クラッカと同じ立場でポートを調査

 ブロードバンド・ルーターや自分のパソコンがインターネットに対して不要なポートを開けていないかを調べることは,セキュリティを高めるために欠かせない作業である。こうした調査をするときは,一般にポート・スキャン・ツールというソフトを使う。

 ただ,LANの中から調べただけでは「本当にインターネット側からも同じ結果になっているのか」という疑問が残る。ルーターの設定画面に表示される開きポートの状態も100%信用できるわけではない。やはり実際にインターネット側から調べてみたくなるのが人情だ。

 といっても,自分で外から調べるのはなかなか骨が折れる。こうしたケースでは,「Sygate Online Services」などのポート・スキャン・サービスを使ってみよう(図2)。実際のクラッカと同様にインターネット側からポート・スキャンをかけて,開きポートを報告してくれる

図2●Sygate Online Services
図2●Sygate Online Services
http://scan.sygate.com/

 ポート・スキャン・サービスはほかにもあるが,このSygate Online Servicesが調査対象のポートをきめ細かく指定できるという点でお薦めである。

パスワードの作成と検証を手助け

 「破られにくいパスワードを使う」という基本を守ることも,パソコンのセキュリティを高めるにはとても重要である。不要なポートを閉じてどんなに外側からの不正アクセスを防御しても,管理者のパスワードが破られて正面突破されてしまえば元も子もない。

 破られにくいパスワードを作るには,(1)単語を使わない,(2)記号を混ぜる,(3)なるべく長くする──などいくつかの基本原則がある。ただ,こうした原則に沿ったパスワードを作るのは意外と骨が折れる。

 こんなときに使えるのが「Safe Password」のようなパスワード作成サービスだ(図3)。リストからパスワードのタイプや文字数を指定するだけでいかにも破られにくそうなパスワードを自動生成してくれる。

図3●SafePasswd
図3●SafePasswd
http://www.safepasswd.com/

 こうして作ったパスワードがどのくらい破られにくいかを検証してくれるサービスもある。米マイクロソフトが提供する「パスワードチェッカー」(図4)というサービスがそれ。これらのサービスを組み合わせることでパスワード作成作業はグンと楽になる。

図4●パスワード チェッカー
図4●パスワード チェッカー
http://www.microsoft.com/japan/athome/security/privacy/password_checker.mspx

 ただし,パスワードの作成や検証にこうした外部のフリー・サービスを使うこと自体が,漏えいの危険となるという意見もある。当然のことながら,作成したパスワードの安全性に対する保証もない。こうしたリスクを理解したうえで,実際に使うかどうかを判断したい。

関連サービス/Webページ

ENV Checker

Webアクセス時にブラウザが外部に送信するパソコンの情報を確認できる

http://www.cybersyndrome.net/evc.html

Whatisthatfile.com

ファイル名を入力するとウイルスの疑いがあるかどうかを判定してくれる

http://www.whatisthatfile.com/

SecureVM for AntiPhishing

Webブラウザやメーラーと連携してフィッシング詐欺を防止する

http://www.synsecure.co.jp/japan/

Free online Trojan Scanner

トロイの木馬を見つけることに特化したオンライン・スキャナ

http://www.windowsecurity.com/trojanscan/