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 米Microsoftは11月,「SQL Server 2005 Service Pack 2」の評価版(CTP,Community Technology Preview )を公開した。SQL Serverチームは,サービス・パックを新機能の追加やパフォーマンス最適化に使用しており,SP2でもビジネス・インテリジェンス(BI)機能が強化される予定だ。

 サービス・パックで機能追加をやりたがるSQL Serverチームの慣習は,「SQL Server 2000」から始まったと言えるだろう。SQL Server用のレポート作成ツールである「Reporting Services 2000」も,サービス・パックで追加された機能だ。またSQL Server 2005 SP1でも,「データベース・ミラーリング機能」のような重要な機能が追加された(訳注:データベース・ミラーリング機能は本来,SQL Server 2005に最初から入っているはずの機能だった)。

 SQL Server 2005 SP2では,主にBI機能が強化されている。主要なものを紹介しよう。

 ・2007 Office System用のデータマイニング・アドイン。これを使うと,SQL ServerのReporting Servicesが備えるデータマイニング機能を,Excel 2007やVisio 2007から直接利用できるようになる。

 ・Excel 2007や「Windows SharePoint Services」の新機能「Excelサービス」を対象にした分析サービスのパフォーマンスや機能向上。

 ・SQL Server Reporting Servicesの「SharePoint Server 2007」との統合。SharePointが備える「レポート・センター」機能との統合が可能になり,SharePoint内でSQL Server Reporting Servicesが作成したレポートを,シームレスに利用・管理できる。

 ・レポート・ビルダーのOracle対応。開発者は,Oracleのリレーショナル・データソースを使ったレポート・モデルを構築できるようになる。これによって,ユーザーはレポート・ビルダを使って,Oracleの情報にアクセスできるようになる。

 ・SQL Server Reporting ServicesのHyperion対応。企業ユーザーはSQL Server Reporting Servicesを使ってHyperion Essbaseキューブ上にレポートを構築できるようになる。

 ・新しい「varDecimal」データ・タイプを使ったデータ圧縮。この機能は,データ・ウエアハウスとしてSQL Serverを使う場合に重要になるだろう。特に,SAPのBusiness Information Warehouse(BW)としてSQL Serverを使う場合などだ。この機能が追加されることで,10進数データの保存に必要なディスク領域が減少し,全体的なパフォーマンスが向上する。

 ・Windows Vista対応。SP2適用済みSQL Server 2005の「Developer Edition」と「Express Edition」がWindows Vistaで実行できるようになる。

 マイクロソフトは一覧表「SQL Server 2005 SP2 の新機能」を公開しているので,他の新機能はそちらを参考にしてほしい。SQL Server 2005 SP2 CTPは,マイクロソフトのWebサイトでダウンロードできる。

 また合わせて,SQL Server 2005 SP2用Feature PackのCTPも使ってみてはどうだろうか。Feature Packには,SQL Server 2005用の再配布可能コンポーネントの単体版のほか,アドオン・プロバイダや下位互換コンポーネントの最新版が含まれている。