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 あるプログラムができあがったが,テスト用のデータが無かったので,急いでデータを作るプログラムを書いた――こんな経験はないでしょうか。プログラミングをしていると,このような“ちょっと面倒だな”と思うデータの処理をしなければいけない機会が意外と多くあるものです。

 スクリプト言語は,プログラマが“ちょっと面倒だな”と感じる問題を,素早く解決するための言語です。C言語,C++,Javaといった本格的なプログラムを書くプログラミング言語に対して,スクリプト言語はこれまで「簡易的な言語」として扱われてきました。しかし現在,PerlやRubyといったスクリプト言語は,言語仕様やライブラリが拡張され,複雑なプログラムや規模が大きいプログラムも記述できるようになっています。たとえば,ウィンドウを表示して,ボタンをクリックしたら処理を始める――といったVisual Basicが得意とするような処理も作れます。また大規模なシステムも十分開発できます。

 いずれにせよ,今も昔も変わらないのは,これらのスクリプト言語が,ちょっと面倒な処理を素早く解決するのに向いているという特性です。本特集では,PerlとRubyという二つのスクリプト言語の特徴を解説し,そのあと具体的な五つの例題を解いてみます。読んでみて,便利そうだと感じたら,ぜひマスターしてみてください。