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実用化が目前に迫っている次世代基幹ネットワーク「NGN(次世代ネットワーク)」。社会インフラのオープン化が進む一方で、内部情報の漏洩や災害・テロ行為など企業への脅威はますます増大している。激変とも呼べるこの時代に、強固で柔軟な経営基盤を支えるネットワークをいかに構築すればいいのか。この問い掛けに、ネットワーク市場のリーダー、ネットワンシステムズが答える。

増え続ける情報漏洩
求められるIT統制

澤田 脩氏

 ITネットワーク技術をコアに、ビジネスを拡大してきたネットワンシステムズ。その事業領域はネットワーク、プラットフォーム、セキュリティ、IPコミュニケーション、サービスに及んでいる。

 ネットワークでは創業当初からルータやスイッチを取り扱い、無線、モバイル、IPv6、光伝送、QoSなどの技術を提供している。このネットワーク層をベースに、SAN、NAS、ストレージ管理ソフト、サーバー仮想化などのプラットフォーム製品を提供。近年重要となっているセキュリティに関しては、ファイアウオールや認証システムの提供とともに、コンサルティングレベルから顧客の相談に対応している。

 これらの上にIPテレフォニーやWeb会議、ユニファイドメッセージングなどのアプリケーション、ヘルプデスクやオペレーションセンターなどの各種サービスを提供している。「さまざまなセグメントを組み合わせ、顧客ごとにプラスを付加した最適なソリューションを提供しています」と、ネットワンシステムズの澤田脩社長は紹介する。

図●ネットワンシステムズの事業領域
図●ネットワンシステムズの事業領域
事業領域はネットワーク、プラットフォーム、セキュリティ、IPコミュニケーション、サービスに及ぶ
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 澤田社長は「2005年の総務省調査によると、情報化投資の経営に対する効果の認識が年ごとに下がっているのが気になる」と語る。これもふまえ、企業の抱える課題とその背景を3点指摘した。1つ目は、業務でのIT依存度が増大しており、システム停止がビジネス活動へ大きな影響を与えること。2つ目は、増え続ける情報漏洩。情報漏洩は経済的な損失と社会的信用の失墜に直結する。3つ目がIT統制。電子データは扱いやすい半面、偽造や改ざんが容易だ。日本版SOX法もあり、取引情報や財務諸表の信頼性の確保は、経営者にとって大きな課題となる。

ネットワンシステムズが考える
次世代ネットワーク

 ユビキタス社会、地上デジタル放送、WiMAX、IPTV、IMSなど、ネットワークのキーワードはおびただしい数に及んでいる。「この市場の拡大も課題をはらんでいます」(澤田社長)。ネットワーク利用が拡大すると、利用者にはセキュリティ上の問題が発生する。提供するベンダーはキャパシティの問題を避けて通れないし、法制度の整備も必要となる。

 これら新しいキーワードの中でネットワンシステムズの注目しているのがNGN(Next Generation Network=次世代ネットワーク)だ。IPネットワークは新たな技術を取り入れては拡大を続け、さらに新技術を生み出してきた。その過程で現れた、最もエポックメーキングなものがNGNである。

 今年度後半からNTTはフィールドトライアルを開始し、世界のネットワークは大きな局面を迎えようとしている。「従来サーバーで行われていたミドルウエア処理が、これからはネットワークレベルに取り込まれつつあります。シスコの発表したAON(Application-Oriented Networking)もその代表的なものの1つです」(澤田社長)。

 NGNの標準化も進められている。現状リリース1の段階だが、IP電話と固定電話の融合、そしてマルチメディア(リアルタイム音声、映像、マルチメディア会議、データ通信など)の取り込みというように、順次サービスと能力を引き上げていく。

 NGNの登場によって、通信事業者の提供するネットワークはコア/エッジ/アクセス回線をインフラに、FMC、セッション制御、課金管理、認証セキュリティのミドル層があり、その上に電話網、データ網、映像網などのアプリケーション層がある形態になる。ネットワンシス テムズは、このアプリケーション層にビジネスチャンスがあるとしている。では、この層でどのようなソリューション展開を考えているのだろうか。

次世代ネットワークに向けた
研究と運用支援サービスXOC

 ネットワンシステムズが次世代ネットワークに向けて進めている研究を3点取り上げる。

 最初はDual Phone。外出先は携帯電話W-CDMA、社内は無線IP電話として、IEEE802.11b/gにより動画と音声による高速通信を可能とする。このDual Phoneをセキュアな端末にするため、内部にデータを保持しない仕組みを考えている。

 次にIP電話の情報端末化。例えば、社内人事情報と連携したアプリケーションサーバーとIP電話を接続して、社内での内線通話の場合、発信者の情報をディスプレイに表示できる。またプレゼンスに応じた処理も可能となる。

 そして、シスコが開発したリアル・テレビ会議システム「Cisco TelePresence」の検証だ。等身大の映像を映し出すことのできる大型高精細TVを使用した会議システムで、テーブルを囲み遠方の出席者があたかも着席しているかのような臨場感が得られる。「映像の出席者と目線まで合い、これには驚きます」(澤田社長)。

 最後にネットワンシステムズが提供している運用支援サービスXOC(エキスパートオペレーションセンター)を紹介したい。XOCは、ネットワーク、サーバー/ストレージ、IP電話など、物理的な設置場所・形態・機能が異なる顧客の情報資産の運用とセキュリティの維持を、IPネットワークを介してネットワンシステムズのエキスパートが代行するサービスである。システム管理者をオペレーション業務から解放し、より戦略的で生産性の高い業務に専念させることができるようになる。

 「ネットワーク環境はこれから激変していきます。ネットワンシステムズはその変化を確実に捕らえ、的確に対応していきます」と澤田社長は最後に語った。