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 概要  
ネットワークに関する各種情報を表示する。コネクション情報,プロトコル統計情報,イーサネット統計情報,ルーティング情報などを表示できる。

 構文  
netstat [アドレス・ファミリ・オプション] [--tcp|-t] [--udp|-u] [--raw|-w] [--listening|-l] [--all|-a] [--numeric|-n] [--numeric-hosts] [--numeric-ports] [--numeric-users] [--extend|-e] [--timers|-o] [--program|-p] [--verbose|-v] [--continuous|-c]
または
netstat {--route|-r} [アドレス・ファミリ・オプション] [--fib|-F] [--cache|-C] [--extend|-e[--extend|-e]] [--numeric|-n] [--numeric-hosts] [--continuous|-c]
または
netstat {--interfaces|-i} [--all|-a] [--extend|-e] [--continuous|-c]
または
netstat {--groups|-g} [--numeric|-n] [--numeric-hosts] [--numeric-ports] [--numeric-ports] [--continuous|-c]
または
netstat {--masquerade|-M} [--extend|-e] [--numeric|-n] [--numeric-hosts] [--numeric-ports] [--continuous|-c]
または
netstat {--statistics|-s} [--tcp|-t] [--udp|-u] [--raw|-w]
または
netstat {--version|-V}
または
netstat {--help|-h}

 利用環境  
Red Hat Enterprise Linux ○ (net-tools 1.60にて確認)

 第一オプション  

コマンド直後に指定する以下の第一オプション(引数)によって,表示対象とするネットワークに関する情報が6種類に分かれる。情報の表示形式は,それ以外の指定オプションによって制御する。

(なし)アクティブな(TCPの場合はコネクションが確立されている)ソケットの一覧を表示する。
{--route|-r}ルーティング・テーブルに関する情報を表示する。
{--interfaces|-i}LANインタフェースに関する情報を表示する。
{--groups|-g}マルチキャスト・グループに関する情報を表示する。
{--masquerade|-M}IPマスカレードに関する情報を表示する。ただし,最近のLinuxディストリビューションでは出力されない。
{--statistics|-s}ネットワークの統計情報を表示する。

 アドレス・ファミリ・オプション  

[--protocol={inet, inet6, ax25, netrom, ipx, x25, ddp,unix}] [-A {inet, unix, ipx, ax25, netrom, ddp}] [--inet|--ip] [--inet6] [--ax25|--ax] [--netrom] [--ipx] [--x25|--x] [--ddp] [--unix|-x]
対象とするアドレス・ファミリを指定する。「--protocol=」や「-A」を使ってアドレス・ファミリを羅列する方法と,各アドレス・ファミリに定められた個別のオプション(「--inet」など)を指定する方法のいずれかを使う。このオプションを省略した場合には,サポートされている全てのアドレス・ファミリが対象となる。


 その他のコマンド・オプション 
[--tcp|-t]TCPに関する情報を表示する。
[--udp|-u]UDPに関する情報を表示する。
[--raw|-w]RAWソケットに関する情報を表示する。
[--listening|-l]リスニング状態のソケットに関する情報を表示する。
[--all|-a]状態に関わらず全てのソケットに関する情報を表示する。「--interface|-i」オプションと組み合わせて指定された場合には,休止状態も含めて全てのインタフェースの情報を表示する。
[--numeric|-n]ホスト名,ポート番号,ユーザー名などを名前解決せずに表示する。
[--numeric-hosts]ホスト名の名前解決をせずに,IPアドレスで表示する。
[--numeric-ports]ポート番号の名前解決をせずに,ポート番号で表示する。
[--numeric-users]ユーザー名の名前解決をせずに,ユーザーIDで表示する。
[--extend|-e[--extend|-e]]詳細な情報を表示する。二つ重ねて指定すれば,さらに詳細な情報を表示できる。
[--timers|-o]ソケットの再送タイマーなどのタイマー情報を表示する。
[--program|-p]ソケットを利用しているプロセスのPIDとプログラム名を表示する。一般ユーザーの場合には権限の問題で情報を表示できないケースもある。
[--fib|-F]FIB(フォワーディング・インフォメーション・ベース:静的ルーティング・テーブル)の経路情報を表示する。
[--cache|-C]カーネルにキャッシュされた経路情報を表示する。
[--verbose|-v]デバッグ情報を出力する。
[--continuous|-c]1秒ごとに情報を出力し続ける。
{--version|-V}バージョン情報を表示する。
{--help|-h}使用方法を表示する。
※名前解決関連のオプションは表示対象によっては意図しない動作となることがある。例えば,ソケット情報を表示した場合,「--numeric-ports」または「--numeric-users」オプションの指定でもホスト名の名前解決が行われる。また,「-g」オプションで,マルチキャスト・グループを表示した場合でも,同様に「--numeric-ports」または「--numeric-users」のオプションを指定してホスト名の名前が解決される。

 使用例1:ポートを利用しているプロセスを調べる(クリックで詳細表示)  
netstat -tanp

 使用例2:ルーティング・テーブルの情報を表示する(クリックで詳細表示)  
netstat -rn