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 Software as a Serviceの略。ソフトウエア・ベンダーが自ら、インターネットを通じて、月額/年額制でソフトウエアをユーザーに提供することを指す。販売チャネルを通してパッケージを売り切るのではなく、サービスの利用料として課金する。同様のサービス形態をとるASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)サービスの発展形である。米セールスフォース・ドットコムが提供するCRM(顧客関係管理)サービス「Salesforce」が代表例。

 ユーザーから見たASPサービスとSaaSの主な違いは、利用する機能やユーザー・インタフェース、データベースなどを自由にカスタマイズできる点。SaaSではアプリケーション本体とユーザーの設定情報を分けて管理しているため、1つのアプリケーションを、あたかもユーザー個々のアプリケーションのようにカスタマイズできる。パッケージ・ソフトをインターネット上で使えるようにしただけのASPサービスでは、他のユーザーへの悪影響を避けるため、カスタマイズが制限されていることが多い。

 他の業務システムとの連携も、ASPサービスと比べて容易だ。データベースにアクセスするためのAPIを公開することで、他社が提供するSaaSやパッケージ・ソフト、自社開発した既存システムなどとデータをやり取りできる。