PR

 今年の第1回目のMySQLウォッチは,2007年のMySQLの展望を紹介する。2006年は,MySQL日本法人の設立で始まり,MySQL Enterpriseで締めくくり,と大きな変化があった。2007年も様々なトピックスがありそうだ。

MySQLバージョン情報

 MySQL Enterprise Server は,月例のバージョンアップを継続しており,現時点で5.0.34が最新バージョンとなっている。1月19日にMySQL Enterprise Server 5.0.30sp1が,リリースされている。これは,四半期ごとにリリースされるサービスパックである。

 それに対して,MySQL Community Serverは,1月9日に5.0.33をリリースした。これは,MySQL Enterprise Server 5.0.32のバグフィックスまで対応したバージョンとなっている。なお,5.0.33は,ソース提供のみで,バイナリでの提供はしていない。

表1●MySQL Enterprise ServerとMySQL Community Server

 MySQL Enterprise ServerMySQL Community Server
10月3日5.0.26
10月24日5.0.285.0.27(10月21日)
11月14日5.0.30 
12月20日5.0.325.0.33(1月9日)
1月17日5.0.34 
1月19日5.0.30sp1 

 その他のMySQLのバージョンは,表2のような情況である。MySQL 5.2に関しては,後で詳しく解説する。

表2●その他のMySQL Community Server

バージョンリリースバージョンリリース日
5.25.2.0-falcon-alpha2007年2月1日
5.15.1.142007年12月5日
5.1.152007年1月25日
4.14.1.222006年11月2日

2007年のロードマップ

 MySQL ABの資料に沿って2007年のロードマップを紹介する。ただし発表されて既に1カ月が経過しているので,若干ずれが生じているものもある。

MySQL Server

 図1のように年内には,MySQL 5.1がGAとして利用可能になる見込みだ。次バージョンとして,MySQL 6.0 がリリースされる予定だ。MySQL 6.0は,新たなStorage Engine(ストレージエンジン)Falconを搭載する。Falcon Storage Engineは,高速トランザクション処理にフォーカスしたStorage Engineである。後で詳しく紹介するが,Falcon Storage Engineは,既にMySQL 5.2に搭載されリリースされている。

 また,一部の企業向けのプロダクトとして,MySQL 5.1 Telco Cluster が提供(一般にはリリースされない)される。この技術をMySQL 6.0に取り込む予定である。

図1●MySQL Server Schedule (MySQL AB社 資料より)