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 ACCESSは,同社が開発を続けてきた携帯電話機向けLinuxプラットフォームの開発が完了し,開発者向けにソフトウエア開発キット(SDK)の配布を開始すると発表した(発表資料)。ACCESSは2005年9月,当時,PDA向けソフトウエア開発から携帯電話機向けLinuxへのシフトを進めていた米Palm Source, Inc.を買収し,Linuxプラットフォームの開発・整備に注力していた(Tech-On!関連記事)。今回それがようやく形になった。同プラットフォームは,スペイン・バルセロナで開催中の「3GSM World Congress 2007」で実演中である。

 今回のLinuxプラットフォームの名称は「ALP」である。由来は「ACCESS Linux Platform」であり,従来,開発コードとして用いていた「ALP」の名称をそのまま製品名として採用した。

 ALPには,三つの開発キットがある。(1)実際に携帯電話機を開発する開発者向けの「ALP製品開発キット(PDK)」,(2)ALP向けのアプリケーション・ソフトウエアを開発するための「ALP開発スイート」,(3)Garnet OS(旧Palm OS)向けアプリケーション・ソフトウエアのALP上での動作を確認するための「Garnet VM互換性キット」,である。

 PDKは,ALPのライセンス保持者向けには無償配布する。Linuxのリファレンス・カーネルやリファレンス・ドライバ,アプリケーション・ソフトウエアの開発キット,ALPの仕様書などが含まれる。ALP開発スイートは,ACCESSの開発者向けコミュニティ「ACCESS Developer Network(ADN)」の登録者向けに配布するもので,SDKなどが含まれる。

 Garnet VM互換性キットについても,ADNの一環としてGarnet OSアプリケーション・ソフトウエアの開発者向けに配布する。68系マイクロプロセサ向けのGarnet OSアプリケーション・ソフトウエアは,Garnet VMを用いることで,ほぼそのまま,あるいはごくわずかな修正で,ALP上で動作させることが可能という。なお,ACCESSは2007年1月25日に,旧Palm OSを「Garnet OS」に名称変更している(発表資料)。