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 電子レンジで暖める加工食品のパッケージはヨーロッパでも多い。袋でチンから、弁当型まで。日本の弁当箱のパッケージに似ていながら、高麗茶碗を思わせるプリム・バペール(Prim Vapeur)はこの種の食品では特異な存在だ。下部の高台のスペースにスープを入れ、穴あき中仕切りを置き、上に野菜と肉料理を入れ、フィルムでトップシール。シールに穴を開け電子レンジにいれて1人前3分。スープからでる蒸気とマイクロ波で加熱するから3分で完了という早業。

写真1●Prim Vapeurシリーズには野菜中心の料理(340g)が4種類ある。パッケージの製造はCASIMIR社
写真1●Prim Vapeurシリーズには野菜中心の料理(340g)が4種類ある。パッケージの製造はCASIMIR社

 パッケージのプロフィールこそ高麗茶碗だが、上から見れば楕円。碗あるいは丼が円でなくても内容物によっては使いやすい器になることを発見させる。しかも繊細でマットな黒の表面処理は、使い捨てとは思えない優雅さを秘める。日本の伝統にヒントを得たにちがいないパッケージだが、楕円の伝統があるヨーロッパのデザインであることを知らせる。もし病院食に採用されれば病人が食欲のでる時間に、暖かいものを暖かく、たっぷりとした器で食べられるはず。