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 「同じコストでより多くのテスト件数を消化できます」――。こうした宣伝文句で日本からソフト製品のテスト請負に力を入れるベトナムのインテグレータが、グローバルサイバーソフト(GCS)だ。テストを請け負っている案件の半数以上は日本向けで、グループウエア大手のサイボウズからも、同社製ソフトのテストを受託している。

 GCSはホーチミンを中心に350人の技術者を抱える大手(写真1)。社員の平均年齢は約24歳だ(写真2)。ホーチミンの名門であるホーチミン自然科学大学出身者が多い。うち80人がテスト部隊に属する。

写真1●ホーチミンにあるグローバルサイバーソフトの開発現場   写真2●歓談するグローバルサイバーソフトの技術者。背景の掲示板には社内イベントのお知らせや写真などが飾ってある
写真1●ホーチミンにあるグローバルサイバーソフトの開発現場   写真2●歓談するグローバルサイバーソフトの技術者。背景の掲示板には社内イベントのお知らせや写真などが飾ってある

 同社はテストを請け負う際の人月単価を明かさない。仮に日本での人月単価を60万円、ベトナムのそれを20万円とすれば、日本で10人月程度のテストをこなす場合、ベトナムなら30人月を確保できる。翻訳やブリッジSEなどのオーバーヘッドを考慮しても、20人月はテスト作業に当てられるはずで、ざっと日本の2倍程度のテストを消化できる計算だ。

IBM技術者が創立、FAや通信にも強み

 GCSは米IBMに勤めていたベトナム人技術者が2000年6月に米国で創立。その後同年8月、ベトナムのホーチミンに現地法人を設立した。創業者が米IBMで工場のFA(ファクトリ・オートメーション)システムに従事していたこともあり、GCSはテストのほかFA関連のシステムと通信関係のシステムに強い。

 FA関連なら横河電機や日本アイビーエム インダストリアル ソリューション、通信関係では富士通グループやトーヨーカネツなど、日本の製造業も顧客に持つという。日本の顧客先で働く常駐技術者は30人弱。東京・品川に日本事務所を構えている。