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 概要  
ネットワーク経由でリモート・ホストへログオンし,そのホスト上で操作するコマンド。ネットワーク経由でほかのコンピュータを操作する場合に使う。

telnetコマンドには,セッション・モードとコマンド・モードの2種類の動作モードがある。コマンド・モードでは,リモート・ホストへの接続および切断,設定パラメータの表示,設定の変更などの操作をし,リモート・ホストに接続した後は,セッション・モードであたかもそのホストにログインしているかのように操作できる。ここでは,コマンド・モードでのオプションについて説明する。


 構文  
telnet [-8] [-e エスケープ文字] [-E] [-l ユーザー名] [-a] [-f|-F] [-k Realm名] [-K] [-S TOS値] [-n トレース・ファイル名] [-x 認証タイプ] [-X 認証タイプ] [接続先ホスト [ポート番号|サービス名]]

 利用環境  
Red Hat Enterprise Linux 3 ○ (krb5-workstation-1.2.7-19にて確認)

 オプション 
(接続先ホストの指定なし)実行時にログオンする接続先ホストを指定しないとコマンド・モードで起動し「telnet>」 というプロンプトを表示する。
-88ビット・モードで動作し,バイナリ・モードで接続する。8ビット文字を使用する際にはこのオプションを指定する。
-e エスケープ文字コマンド・モードに遷移するためのエスケープ文字を指定する。このオプションで指定した文字が入力されると,コマンド・モードに遷移する。このオプションを特に指定しない場合,「CTRL+]」が入力された場合にコマンド・モードに遷移する。
-Eエスケープ文字機能を無効にする。このオプションを指定すると,エスケープ文字はすべて無効の文字として認識される。上の-eオプションを同時に指定した場合は,-eオプションのほうが優先されエスケープ文字機能は有効になる。
-l ユーザー名telnetでログインするユーザーを指定する。このオプションで指定したユーザー名が,接続先にログイン・ユーザー名として送信される。接続先のホストが対応していない場合は無効となる。
-a現在のユーザー名をtelnetのログイン・ユーザー名として送信する。接続先のホストが対応していない場合,無効となる。上の-lオプションを同時に指定した場合,-lオプションで指定したユーザー名をtelnetのログイン・ユーザー名として送信する。
-fKerberos認証環境において,証明書を取得するためのTGT(ticket-granting ticket)をリモート・ホストに転送する。このオプションで転送したTGTは,リモート・ホストで他のリモート・ホストへ転送することはできない。下の-Fオプションと同時に指定することはできない。
-FKerberos認証環境において,証明書を取得するためのTGT(ticket-granting ticket)をリモート・ホストに転送する。このオプションで転送したTGTは,リモート・ホストで他のリモート・ホストへの転送が可能である。上の-fオプションと同時に指定することはできない。
-k Realm名Kerberos認証をする際に,証明書を取得する管理領域を指定する。このオプションを指定すると,指定した管理領域内のリモート・ホストから証明書を取得する。Kerberos認証がサポートされていない場合は無視される。
-KKerberos認証を無効にする。上の-kオプションを同時に指定した場合は,-kオプションのほうが優先される。
-S TOS値TOS(type of service)値を「0」~「255」の整数値で指定する。指定した整数値の下位2ビットを0にした値をパケットのTOSフィールドにセットして通信する。このオプションを特に指定しない場合,TOS値として「16」をセットして通信する。
-n トレース・ファイル名トレース情報を記録するファイルを指定する。デフォルトでは「false」となっているnetdataが「true」の場合,ここで指定したファイルにトレース情報が記録される。netdataが「true」となっていて,かつこのオプションが指定されていない場合は,トレース情報は標準出力に書き出される。
-x 認証タイプ使用可能にする認証タイプを指定する。telnetが認証オプションをサポートする設定でコンパイルされている場合にのみ利用可能である。指定可能な認証タイプの一覧を調べる場合,コマンド・モードで接続し,「auth disable ?」コマンドを実行する。
-X 認証タイプ使用不可にする認証タイプを指定する。telnetが認証オプションをサポートする設定でコンパイルされている場合にのみ利用可能である。指定可能な認証タイプの一覧を調べる場合,コマンド・モードで接続し,「auth disable ?」コマンドを実行する。上の-xオプションと同時に指定した場合は,-xオプションのほうが優先される。
接続先ホスト [ポート番号|サービス名]接続先をホストIP アドレスまたは名前解決可能な名前で指定する。また,接続先のポート番号やサービス名も指定することも可能である。例えば,サービス名にsmtpを指定した場合は25番ポートへ,httpを指定した場合は80番ポートへ接続される。


 使用例:TCPポートのリッスン状態を確認する(クリックで詳細表示)  
telnet 接続先ホスト [ポート番号|サービス名]