ニュース解説
目次
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マッシュアップで電子書籍を収益化する,ヤッパが目指すビジネス・モデル
ヤッパは,出版社向けに携帯電話主要3キャリアに対応した電子書籍ソリューションを提供する。同社は2005年に産経新聞社の新聞をパソコン向けに有料配信するためのシステムを手がけたことをきっかけに,電子書籍関連の事業に進出した。
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「携帯電話に違法音楽ファイル識別機能を実装」,総務省の研究会より
総務省の「利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会」は2009年6月22日,違法音楽配信対策について,「携帯端末に違法音楽ファイルを識別する機能を備えるべき」という方向性を示した。
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Open IPTV Forum規格策定の現状,8月にはリリース1の作業完了へ
グローバル市場におけるIPTVサービスの普及を目指し,IPTVの標準規格を検討しているOpen IPTV Forum(OIPF)のYun Chao Hu議長がこのほど来日し,規格策定作業の進捗状況や今後の作業スケジュールについて説明した。
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電気通信サービス不具合報告,「3万利用者・2時間以上」ルールの対象を明確化
情報通信審議会 情報通信技術分科会 IPネットワーク設備委員会 安全・信頼性検討作業班は2009年6月2日,第16回の検討作業を行った。これまで,多様化する電気通信サービスについて具体的にどういう事故が総務大臣への報告対象となるかを検討してきた。今回は,その報告書の骨子案について議論した。
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SaaSにおける広告を考える研究会発足,ベンダーを束ねて価値を作る
クラウドコンピューティングに関する民間の研究グループであるネットコンピューティングアライアンス(NCA)は2009年5月8日,SaaSと広告を連動させたビジネスモデルを検討する研究会を発足すると発表した。
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NTT東西のIPv6接続約款変更複数案の併存にJAIPAが不満
NTT東西地域会社は2009年5月19日,総務大臣に対して「次世代ネットワーク(NGN)におけるIPv6インターネット接続機能の提供に係る接続約款変更の認可申請」を行った。NGNとIPv6インターネット接続が同時に使えない「マルチプレフィックス問題」を回避する接続形態が決まったことから申請されたも…
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日本インターネットプロバイダー協会,困難乗り越え環境指標設定
日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)は環境保護の取り組みとして,電力消費の効率化を推進していく考えを固めた。経年変化を見るための指標として電力消費量をトラフィック量で割った「kWh/Mbps」を設定し,この指標を基に削減目標を定める。
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「地域WiMAXの成功モデルを作る」,TCNと日本通信が新サービスを検証
東京ケーブルネットワークと日本通信は,地域WiMAXのネットワークを利用した共同実験を実施する。TCNにとっては地域WiMAXを使った通信サービスのアプリケーションを増やすことにつながり,企業や自治体といったサービス利用者を獲得できる可能性が高まる。
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JILの活動が本格化,2010年3月末をメドにウィジェット利用環境を提供
ジョイント・イノベーション・ラボ(JIL)の活動が本格化してきた。JILは2008年8月に携帯電話端末を利用する新しいテクノロジーやアプリケーション・サービスの開発を目的に,ソフトバンクと中国のチャイナ・モバイル,英Vodafone Group Plcの合弁会社として設立された。
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IP電話や動画配信で不具合発生時の責任分担を考える,フォーラムが報告書作成
今後ますます多様化・高度化・多機能化するであろうネットワークサービスについて,利用者保護に向けた取り組みが本格化している。「次世代IPネットワーク推進フォーラム」(会長:齋藤忠夫 東京大学名誉教授)は,同フォーラムの責任分担モデルWGが検討してきた「第1次報告書Ver.1(案)」をまとめた。
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携帯電話エリアの整備推進,キャリアと自治体双方に採算の壁
総務省の「携帯電話エリア整備推進検討会」第1回会合が3月13日実施された。この会合は,30万人がいるとされる携帯電話エリア外地域の解消を目的として,エリア整備計画や整備の具体策を検討するものである。
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「ワンセグ2」という名称の内容の異なるサービスが共存する不思議
NHKは2009年4月6日に,ワンセグ独自の番組を放送する「NHKワンセグ2」を開始する。これに先立ち東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)は2008年6月に「ワンセグ2サービス」を開始した。
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中小の出版社をターゲットに,ACCESSが電子書籍作成・閲覧ソフトを開発
ACCESSは2月26日,携帯電話機向けの電子書籍作成ソフト「NetFront Book Builder」と電子書籍ビューアー「NetFront Book Viewer」を開発したと発表した。「NetFront Book Builder」はパソコンで稼働するソフトウエアである。
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「日本のアプリが世界進出」アプリックスがiアプリ変換ツールを開発した理由
「日本メーカーが開発した携帯向けのアプリケーションが,世界に打って出るための重要なツールになると考えている」。アプリックス代表取締役の郡山龍氏は,NTTドコモの携帯電話機で動作するiアプリをiPhoneやAndroid,ゲーム機などに移植するためのアプリケーション変換ツールについて,このように説明…
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ユニークなデジタルサイネージが続々,電通など広告側の取り組みも活発に
屋内外に設置したディスプレイに広告を表示させるデジタルサイネージの本格導入へ向けた動きが活発になっている。デジタルサイネージを使った実証実験が各地で実施されており,さらにデジタルサイネージ関連の製品が続々登場している。
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FTTHの接続ルール,屋内配線の転用ルール整備が焦点に
総務省は,第一種電気通信事業者に対して義務付けている相互接続のルール見直しに向けた作業を進めている。FTTH(ファイバー・ツー・ザ・ホーム)に関しては屋内配線の取り扱いが大きな焦点となりそうだ。
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サービス利用者保護の方針がまとまる,クーリングオフは事業者から疑問の声
総務省が主催する電気通信サービス利用者懇談会は2月4日,最終報告書に関する議論を行った。懇談会は,社会インフラとなっているインターネットや携帯電話などの電気通信サービスにおける利用者保護のあり方の検討を目的に設置された。
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アッカから独立したWi2,1万基地局で国内最大公衆無線LAN事業者を目指す
アッカ・ワイヤレスは,1月19日に社名を「ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)」に変更した。ワイヤ・アンド・ワイヤレスは公衆無線LAN(Wi-Fi)サービスの事業者として出発する方針である。
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NHK,パソコン向けNODのトラブル回避に向け原因を共同調査,対策を実施へ
NHKの見逃し視聴サービス「NHKオンデマンド」(NOD)のパソコン向けサービスで,コンテンツの視聴に必要なソフトのアップデートが正常に行えず,サービスを利用できないケースがある。NHKは原因調査を進めており,近く具体的な調査を行う。
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次期BS放送の電波干渉問題,まずは発生源の増加防止対策に着手
2011年7月以降のBSデジタル放送で使う第21・第23チャンネルの電波干渉問題の検討を進める「一部の形態のBS放送受信システムの電波干渉問題に関する連絡会」は先ごろ,「BS放送受信システムから携帯電話への干渉を防止するために」と題したBS放送受信システムの施工業者向けの周知事項を公表した。