PR

 スペインPanda Softwareは先日,ルートキット技術を使った悪質なコードが2006年に62パーセント増加したことをPandaLabsチームが突き止めた,と発表した。この数字は2007年現在でも増加している。同社は,現在の検出率がこのまま続くと,2007年は前年に比べ40%増加すると予想している。Panda Softwareは,2007年1月と2月で,2006年に検知された量の25%に達している,と述べた。

 「ルートキット技術は,特にスパイウエアやトロイの木馬型バンカーといったマルウエア作成者の間で飛躍的に一般的になりつつある」とPandaLabsのテクニカル・ディレクターであるLuis Corrons氏は述べる。

 同社の2006年度年次報告書には,2006年に検知されたすべての新しい脅威の内,トロイの木馬が桁外れに多く53.6%を占め,ボットが14%,バックドアが13.6%存在したと報告されている。全体の傾向では,現在流布している新旧のマルウエアで最も一般的な形式なのは,依然としてアドウエアとスパイウエアである。2006年にPanda Softwareが検知したすべての脅威の内では,アドウエアとスパイウエアが38.9%を占めた。

 2007年2月,PandaLabsは4万台のコンピュータを制御するボットネットを検知した。同社がそのボットネットを監視した結果,そのオペレータは4万台のコンピュータにスパム・メール送信ソフトウエア,アドウエア,2つのルートキット,ワーム,パスワードを盗むプログラムなどをダウンロードしてインストールする制御コマンドを送信していたことが分かった。このアドウエアは,システムが感染していることを警告し,その感染を取り除くための特定のインチキなスパイウエア対策ソフトウエアを購入するようアドバイスする大きなメッセージを表示していた。そのスパイウエア対策ソフトウエアを購入しても,警告は表示されなくなるが,感染したコンポーネントは削除されなかった。