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Nagiosの起動と監視画面の操作

 設定終了後,次のコマンドで設定ファイルをチェックする。

# /usr/sbin/nagios -v /etc/nagios/nagios.cfg 

 「Total Warnings」と「Total Errors」が共にゼロであれば,設定ファイルは文法上正しく記述されている。問題がある場合は,メッセージ中に該当する個所が表示されるので,それに従って設定を修正する。

 問題がなければ,次の手順でWebサーバーとNagiosを起動する。

# /sbin/service httpd start 
# /sbin/service nagios start 

 サービスが起動できたら,Webブラウザで「http://localhost/nagios/」というURLにアクセスする。すると認証ダイアログが表示されるので,そこにユーザー名「nagios」と図2で設定したパスワードを入力する。それにより,写真2のWebインタフェース画面が表示される。表示されない場合は,これまでの設定を見直そう。

写真2●NagiosのWebインタフェース画面
写真2●NagiosのWebインタフェース画面
ユーザー認証が済むと,最初にこの画面が表示される。左フレーム内のメニューから,各種情報の画面に移動できる。 [画像のクリックで拡大表示]

 Webインタフェースでは,左フレームに表示されるメニューを選択して表示情報を切り替える。例えば,「Monitoring」メニューの「Service Detail」をクリックすると,監視中のサービスの状態を一覧表示する(写真3)。

写真3●監視中のサービスを一覧表示する
写真3●監視中のサービスを一覧表示する
「Monitoring」メニューの「Service Detail」をクリックすると,監視中のサービスの状態が一覧表示される。localhostで稼働するWebサーバーに対して警告が1つ出ていることが分かる。 [画像のクリックで拡大表示]

 この例では,localhostで稼働するWebサーバーに対して警告が1つ出ているのが分かる。これはNagiosのcheck_httpコマンドが ApacheのMultiViews機能(言語設定によってページを切り替える機能)に対応しておらず,なおかつFedora Core 5標準のWebドキュメント・ディレクトリのディレクトリ一覧表示が禁止されていることによりステータス403(アクセス禁止)のエラーがWebサーバーから通知されるためである。

 この警告を解消するには,/var/www/html/index.htmlファイルを作成する。index.htmlファイルの中身は空で構わない。

# touch /var/www/html/index.html 

 同様に「Monitoring」メニューの「Service Problems」をクリックすると,問題を抱えているサービスが一覧表示される(写真4)。この例では,localhostのWebサービスに問題があることが分かる。

写真4●問題のあるサービスを表示する
写真4●問題のあるサービスを表示する
「Monitoring」メニューの「Service Problems」をクリックすると,現在問題を抱えているサービスが一覧表示される。 [画像のクリックで拡大表示]

 ホストなどがネットワーク上でどのように配置しているのかを図示した「ネットワーク・マップ」も表示できる。それには,「Monitoring」メニューの「Status Map」をクリックする。標準では,ホストの接続状況が円形に表示される(写真5)。JavaScriptが使用できるWebブラウザを使っていれば,ネットワーク・マップの各ホスト上にマウス・カーソルを移動させると,個々のホスト情報を表示できる。

写真5●ネットワーク・マップを表示する
写真5●ネットワーク・マップを表示する
「Monitoring」メニューの「Service Problems」をクリックすると,現在問題を抱えているサービスが一覧表示される。 [画像のクリックで拡大表示]

 また,ネットワーク・マップ画面の右上にあるプルダウン・メニュー「Layout Method」の値を変更して[update]ボタンをクリックすれば,表示形式を変更できる。写真6は,各ホストを階層表示させた例だ。

写真6●さまざまな表示形態に対応
写真6●さまざまな表示形態に対応
ネットワーク・マップの表示形式は複数選択できる。ここでは,接続状況を階層表示させる設定にしている。 [画像のクリックで拡大表示]

 統計情報やグラフなどのレポートは,「Reporting」メニューの各項目をクリックすれば出力できる。写真1は「Alert Histogram」を使って,localhostのWebサービスの1日間の状態をグラフ表示させたものである。

 サーバーの状態が変化した場合には,メールでシステム管理者(ここでは「root」)に通知が来る。例えば,図6のような通知メールが届く。この例では,localhostのWebサーバーに警告が出ていることを告知している。

図6●通知メールの例
図6●通知メールの例
サーバーの状態が変化した場合などには,Nagiosがシステム管理者にメールで通知する。これは,localhostのWebサーバーで警告が出たことを報せるメールの例である。
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