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 Asteriskの動作環境は,それほど制限されていません。最もインストールが簡単なのは,米インテルのCPUを搭載したLinuxサーバーです。Linux OSには多種多様なバリエーション(ディストリビューションと呼ばれます)がありますが,その多くで動作が報告されています。ちなみにAsterisk公式サイトにある「Asteriskについて」のページでは,動作対象プラットフォームとしてLinuxのほかにMac OS X,OpenBSD,FreeBSD,Solarisを挙げています。

写真●Asteriskを動作させることができるCFD販売のNAS組み立てキット「玄箱」
写真●Asteriskを動作させることができるCFD販売のNAS組み立てキット「玄箱」
 LinuxOSで動作する機器はいろいろあり,これらの中にAsteriskが動作したと報告されているケースもあります。例えば,CFD販売が「玄人志向」ブランドで販売している「玄箱」と呼ぶNAS(network attached storage)の組み立てキット(写真)で動作したケース(「玄箱Asterisk」というキットを使用)があります。またスイスの「PC Engines」という会社が製造・販売するルーター向けのエンベデッド用ボード「WRAP」で,「AstLinux」というディストリビューションが動いた例があるようです。AstLinuxの情報は,ITProの連載「Asteriskを使う」の筆者である高橋隆雄氏のWebサイトで詳しく解説されています。

 ただし,組み込み機器に使われるCPUの中には,インストール時に必要となるコンパイル作業がうまくいかないケースがあります。PBXであるAsteriskがコーデック変換作業を行うときに,その処理を効率化するためCPUに依存した命令を出すことがあり,こうしたケースがコンパイルの障害になることがあるようです。

 Asteriskの動作環境は,本特番サイトの以下の記事を参考にしてください。

【 無料PBXソフト「アスタリスク入門」 】
目次
第2回 アスタリスクをインストールする

【 Asteriskを使う 】
第5回 Asteriskが動作するプラットフォーム