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七、ITで ライバル会社に 差を付ける

 ライバル会社より優位に立てるかどうかは、経営資源をどこに集中するかで決まります。外れた的に経営資源を集中すれば、会社はたちどころに傾いてしまいます。
 経営資源とは、「ヒト」「モノ」「カネ」のことですが、四番目に「情報」を挙げる識者がおられます。
 古い話ですが、国取りの戦国時代において、「情報を得た者」が勝ち、「情報を操作し敵を出し抜いた者」が勝ち、「情報にうとい者」が負けた、というのは、一つの真理ではないでしょうか。もちろん現代は、当時よりも価値観が多様であり、単なる勝ち負けでは、企業経営を語れません。売上優先でも、顧客密着でも、製品開発強化でも、福祉や医療事業の強化でも良いわけです。
 多様な価値観に基づきつつ、法的、倫理的な規範内において、「ITで」ライバル企業に「差を付ける」。これは、重要な経営戦略の一つです。情報システムの構築には、ノウハウと経営資源の投入、かつ一定の時間が必要になるため、先行すれば他社はなかなか追いつけません。逆もまた真であることに注意する必要があります。


(文・森岡 謙仁=経営・情報システムアドバイザー、
アーステミア有限会社代表取締役社長)