PR
十三、メールでは 解決できない 誤解生むな

 重要な情報であれば、その精度が問題となります。その情報の発信者と受信者の双方の意図が通じたと思っても、実際には通じていなかったという例が、多くあるのです。

 「今回の提案を受けて検討していただけることになっています。次回、課長に同行していただければ受注も難しくないかと」

 こういった内容の電子メールを営業担当者から受けた課長がいました。課長が担当者との同行を心待ちにしていたのはうなずけます。ところが、実際に同行してみると、得意先のバイヤーの返事は、「提案書ももらっていないのに、検討しろとは無理だ」というものでした。帰路、課長が担当者を問い質したのは、言うまでもありませんが、担当者はさして責任を感じていない様子だったと言います。
 得意先との間に「解決できない誤解を生む」この会社には問題が多いと感じます。「メールでは」解決できないことが世の中にはたくさんあります。メールの「誤解」が得意先の信用まで失わせたこの例に似たことが、皆様の会社にもあるのではないでしょうか。


(文・森岡 謙仁=経営・情報システムアドバイザー、
アーステミア有限会社代表取締役社長)