PR
二十一、ITで 改革元年 宣言す

 ブルーオーシャン戦略が当たって景気の良い会社もあれば、ロングテールに乗った製品のおかげで一息ついた会社もあります。『我が社は、どうか』と経営幹部たちは、新年会で議論を交わします。このような風景は、正月明けのオフィス街にある気の利いた料理屋などで見られます。
 社歴が70年を超える、ある製造業では、バブル以降、取り立ててヒット製品がありませんでしたが、生産財であることと、長年の顧客に支えられていることから、若干の黒字を維持している状態が続いています。
 その企業の経営企画室長の話によると、社長が会合の席上、「製品開発力の強化と在庫圧縮に本腰を入れるべき。ITにさらに投資し本格的に改革を進める」と述べ、これを聞いた幹部全員が意を新たにしたといいます。
 2006年に苦労して入れ替えた基幹システムは落ち着いており、すでにまとめあげた中期経営計画の内容に幹部たちは満足しており、表情も明るかったそうです。新年を期して、ITで改革元年を宣言する企業が徐々に増えています。


(文・森岡 謙仁=経営・情報システムアドバイザー、
アーステミア有限会社代表取締役社長)