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二十六、ITを 普通に使う 次期社長

 社長の年齢が若くなる傾向が続いています。年齢が若い長所として言われているのは、考え方が柔軟で激動の環境変化に対応できる、新しい社風を作り出せる、IT(情報技術)に親しみやすい、などです。確かに上記の資質は必要です。とはいえ、会社の舵取りに必要な前提条件は果たして年齢なのでしょうか。
 多くの人が気づいているように、実際の年齢が若いか年寄りかは関係ありません。「精神的な活き活き度」が高く、「勤勉で真摯な生き方ができる」のであれば、若者でも年配でも社長を務めることができるでしょう。
 また、幼稚園児までもが、巨大な情報システムの端末であることを知らずに、携帯電話を使用している現代です。次期社長であれば、この時代の道具を普通に使いこなすことが、必要でしょう。かといって、マニアックに凝る必要はありません。
 最も大事なことは、ITを知ることより、勤勉かつ真摯にITを利用した情報活用に当たることです。社会を困惑させる情報事故が相次いでいます。情報を収集し伝達する手段であるITの利用にもし疎いとしたら、次期社長には向かないのかもしれません。


(文・森岡 謙仁=経営・情報システムアドバイザー、
アーステミア有限会社代表取締役社長)