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 インターネットの普及でデータ通信は身近なものになった。当初は低速なモデムしかなかったが,最近ではADSLで高速な通信ができる。しかし,ADSLは有線通信なので利用方法は固定され,“いつでもどこでも”使うことはできない。そろそろユーザーはADSLの無線版の登場を望んでいるだろう。
 インターネット・アクセスの無線版というと,無線LANのようなスポット的サービスを思い浮かべるかもしれない。米国では,こうしたサービスが成功しているようである。しかし,行けば分かるが,米国は人が集まったり長時間くつろいだりする場所が確保され,かつスポットとスポットの間は逆に車で通過するだけの広い国だ。日本とは事情が異なる。
 結局,高速インターネットも“いつでもどこでも”のモビリティを確保できることが大切になる。モビリティを確保し,ADSLの無線版として期待されているのが,IMT-2000標準に含まれる無線方式TD-CDMA(Time Division-CDMA)である。著者はこのTD-CDMAが第4世代の移動通信にも適していると確信している。

  • TD-CDMAの可能性(前編)
  • TD-CDMAの可能性(後編)