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 UMLが大変にもてはやされている今,開発の現場にも急速な勢いでUMLが浸透しているのだろう…と思うのが自然な発想だ。ところが現実は「今の大騒ぎに比べると,現場の反応はクール」(NTTコムウェア ビジネスイノベーション本部 ビジネス企画部の堂山真一担当部長)。あるシステム開発のコンサルタントも,「今は言葉が先行しているだけ。実際はそれほど使われていない」と語る。「興味があるというレベルでは,確かにUML熱は高い。しかし実際に使っているのは,一部の大手企業に限られる」(UMLによるモデリング・ツールを販売するグレープシティ マーケティングチーム主任の熱海英樹氏)という声もある。
 なかなか実用に至らないのは,UMLを使いこなすまでにさまざまな壁を克服しなければならないからだ。ここでは,10の壁を取り上げる。これらは,大きく3種類に分けられる。オブジェクト指向がもたらす問題,分析や設計などのモデリングの難しさによる問題,そしてUMLそれ自体が持つ性質の問題である。

  • UMLを使いこなすための「10の壁」(上)
  • UMLを使いこなすための「10の壁」(中)
  • UMLを使いこなすための「10の壁」(下)