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 パソコン用ソフトの定番中の定番といえば,ワープロだろう。文書作成は,パソコンの作業の中でも代表的なものだ。ワープロは,パッケージ・ソフトの進化を牽引してきた。次々にさまざまな機能を搭載し,文書作成の効率を高めてきた。
 だが最近のバージョンアップを見ても,新機能にあまり魅力がない。ちょっと停滞している観がある。その最大の理由は,ワープロソフトがすでに相当のレベルに到達しているからだろう。文字を入力し,装飾を付け,文書の体裁を整えるという基本的な目的ならば,ほぼ満たせる状況にある。
 メーカーの担当者でさえこの事実を認める。マイクロソフト製品マーケティング本部オフィス製品部の横井伸好部長は,「文書を作るという意味では,ワープロ製品はかなり成熟してきた。これまでのワープロという概念の中では,完成したと言える」と語る。ジャストシステムアプリケーション製品開発部開発グループの佐尾山英二ディレクタも同じ見方をする。「今ある機能すべてを駆使できるユーザーなら,一太郎で望みの文書を作れるだろう。その意味では一太郎は完成されたと言っていい」(佐尾山氏)。

  • ワープロの進化は止まったか(上)
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