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「エアロストリーム」から「エアロ・ダブルウィング」へ!
N700系と700系では“顔つき”がこんなに変わった!!

 2007年7月1日、ついに新しい新幹線がデビューする。ずいぶん前から話題沸騰で、700系から進化したN700系のさまざまなスペックが各種メディアで公開されているが、中でもやっぱり1番気になるのは、あの先頭車両の形状、すなわち“顔”だ。

 あの“顔”を見た瞬間、“新幹線”と同じ1964年にこの世にデビューしたものの、最近とみに「オヤジ」化し、もう〈みずみずしさ〉や〈さわやかさ〉で 勝負できなくなってしまった尼崎太郎としては、思わず『し……しぶい! オトナの男の凄みと色気がぷんぷん匂ってくるで』とつぶやき、感極まって叫ん だ。

 「そっか、甘いマスクが売りのアラン・ドロン顔から、気迫と深みが命のチャールズ・ブロンソン顔になりよったんや!」

 何? どういう意味かよく分からない!? ならば、早速、2人……じゃなかった、2両の面構えを比べてみてよう。

こんどの新幹線の顔はチャールズ・ブロンソン?

N700系と700系の先頭車両の正面顔の比較
N700系(写真上)と700系の先頭形状。新しいN700系は俳優のチャールズ・ブロンソンに似ていると尼崎太郎は思うのだが……(写真提供:JR東海)
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 ね、ね! ドロンっていうより、ブロンソンでしょ?

 え? まだピンと来ない!?

 それなら、今度はちがった角度からも見比べてみよう!

N700系と700系の先頭車両の比較

N700系(写真上から1番目と3番目)と700系(写真上から2番目と4番目)の先頭形状。この角度から見ても、やはり“ブロンソン”だ。曲線の中にあるこのシワの感じがなんともシブイ!(写真提供:JR東海)
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 ね、味わい深くなったでしょ!

 700系のあの“なめらかで柔らかい曲面”で構成された「エアロストリーム」型の先頭形状から、N700の“きりっとした面持ちに深く刻まれたシワ” からオトナの男の色気がしみ出す「エアロ・ダブルウィング」と呼ばれる新デザインへと……。

 え? そうじゃなくて「ドロン顔からブロンソン顔へ」っていうのがピンと来ない? そういう人は、ジャン・エルマン監督のフランス映画『さらば友よ』(1968年)の「ドロンがブロンソンの煙草に火をつける」という映画史に残るラス ト・シーンを観れば、きっと尼崎太郎の感慨を理解してもらえるだろう。

 とにかく、N700の今度の“顔”は、あまりに渋く、カッコよく、そして男臭いのである。

 でも、これはあくまでも科学技術の粋を集めた新幹線の“顔(先頭車両の形状)”の話。伊達や酔狂で変わったりするもんじゃあない。そこには必ず、何らかの“科学的根拠”があるはずだ。“科学大好き”な尼崎太郎は、そこが気になる……ということで、まずはネットで調査を開始した。

 するとありましたよ、JRのホームページはもちろん、鉄道ファンたちが自主的に立ち上げたN700系に関する情報ページが出てきた。

 今回、JR東海とJR西日本の共同開発によって誕生したN700系では、「先頭形状」以外にいくつもの科学的な進化が見られる。それらの進化によって、主に3つの性能が向上したという。「環境性能」「快適性」そして「高速性の向上」だ。