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 筆者は先日,米SteelEye Technologyで製品のマーケティングを担当するバイス・プレジデントであるBob Williamson氏に,同社の「SteelEye Protection Suite for VMware Infrastructure 3」という製品に関する取材をした。同製品は,物理サーバーと仮想サーバーをクラスタ化して,高可用性と継続的データ保護,ディザスタ・リカバリを実現する技術を基に構築されている。

 Williamson氏は,「米VMwareは,仮想化を組み込むだけで高可用性を実現できるという印象を人々が抱くことを望んでいるが,はっきり言って,それは事実ではない」と指摘する。「実際には,仮想化の導入によって,ダウンタイムが発生する可能性は高まるのだ」(Williamson氏)。

 サーバー統合によってコスト削減や管理の効率化を実現しようと思ってVMwareを使っている人は,仮想化された環境の可用性を,必ず確認しなければならない。SteelEye Protection Suiteは「VMware Infrastructure 3」の全コンポーネントを保護するソリューションである。そして同製品は,高度なデータ・レプリケーションや,VMware環境のすべての部分を監視し,自動的に回復する高可用性クラスタリング技術を提供することによって,VMwareの高可用性技術(VMware HA)を補完している。

 VMware HAは仮想マシン(VM)をハードウエア障害から守るのに対して,SteelEye LifeKeeperはVM内部におけるOSやアプリケーションの障害からの保護を提供する。LifeKeeperはアプリケーション,さらにはファイル・システムやデバイス・ドライバ,IPアドレス,データ接続など,そのアプリケーションが依存するすべての要素を監視することによって,全障害を自動的に検出し,回復する。リカバリには,同一のVM内でのアプリケーションの再起動や,同一サーバー上にある別のVMへのアプリケーションの移行,異なるサーバー上にある別のVMへのアプリケーションの移行,物理サーバーへのフェイルオーバーの実行などが含まれる。

 Windowsにおける最も重要なアプリケーションは,Exchange Serverであるかもしれない。Exchange Serverは,企業が保護しなければならない,最もクリティカルなバック・オフィス・アプリケーションだからだ。SteelEyeのソリューションは,特にExchangeのディザスタ・リカバリに適している。「Exchange向けのソリューションは,アクティブ/パッシブ・クラスタリングやカスケーディング・フェイルオーバー,レプリケーションと組み合わせた共有ストレージ・クラスタリングなど,利用できる範囲で最上のクラスタリング・ソリューション群をサポートしている」とWilliamson氏は語っている。

 訳注:SteelEye Technologyは,2006年5月にサイオステクノロジー(旧社名はテンアートニ)に買収されており,現在はサイオステクノロジーの子会社である。