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 パソコンA からパソコンB あての通信データを,パソコンA と ルーターの間でキャプチャした。フレームに記載されているあて先MACアドレスおよび あて先IPアドレスで,正しい組み合わせを一つ答えなさい。なお,パソコンのデフォルト・ゲートウエイとルーターのルーティング・テーブルは適切に設定されているとする。

[選択肢]
a. MACアドレス:ア ,IPアドレス:(1)
b. MACアドレス:イ ,IPアドレス:(2)
c. MACアドレス:ウ ,IPアドレス:(3)
d. MACアドレス:エ ,IPアドレス:(4)
e. MACアドレス:イ ,IPアドレス:(4)

[解説]
 正解は,選択肢eの「MACアドレス:イ ,IPアドレス:(4)」です。

 ルーターを超えた通信のしくみを問う問題です。どのような流れで通信のやりとりが行われているかを知っておくと,障害時のトラブル切り分けなどがスムーズになります。

 パソコンAからパソコンBへ通信する際の流れは次のようになります。

 最初にパソコンAは,パソコンBのあて先IPアドレスから,パソコンBが自分とは違うネットワークにいる事を確認します。そこでパソコンAは,ルーターにデータの中継を依頼したいところですが,ルーターのMACアドレスがわかりません。そのため,ARPを使ってルーターのMACアドレス(イ)を得ます。ここまでが,パソコンAがデータを送るまでの準備です。その後パソコンAは,あて先MACアドレスを(イ),あて先IPアドレスを(4)としてデータを送信します。これが,パソコンAからパソコンBあてに送ったデータです。

 このように,異なるネットワークあてに通信する際は,あて先MACアドレスは最寄のルーターやレイヤー3スイッチ(デフォルト・ゲートウエイ)になり,あて先IPアドレスは目的地のマシンになります。よって正解は,選択肢eです。

 続きの流れも確認しましょう。

 パソコンAが出したフレームを受け取ったルーターは,あて先IPアドレスが自分あてではないため,データを中継すると判断します。ただ,パソコンBにフレームを送信しようとしますが,パソコンBのMACアドレスが分かりません。そのため,ARPを使ってパソコンBのMACアドレス(エ)を得ます。その後ルーターは,あて先IPアドレスを(4),MACアドレスを(エ)としてデータを送信します。このようにして,パソコンAが出したデータがパソコンBまで届きます。