ホットトピックス[日経コミュニケーションRepo]
目次
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日本通信,ドコモとレイヤー2接続で新サービス
サービスの自由度を手に入れ,法人向けやMtoM領域を開拓
NVNO(仮想移動体通信事業者)として通信サービスを手がける日本通信は2009年3月10日,NTTドコモとのレイヤー2接続による個人向け通信サービス「Doccica」(ドッチーカ)を発表した。将来は,従来のレイヤー3ではできなかった企業向けサービスやMtoM(マシン間通信)向けサービスが可能になる…
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iアプリをiPhone向けに自動変換
アプリックスがソフトを開発,Androidやゲーム機でも動作可能に
アプリックスはNTTドコモの協力を得て,「iアプリ」をほかの携帯電話や携帯型ゲーム機向けアプリに自動変換するソフトウエアを開発,2009年2月から評価版の配布を始めた。国内のコンテンツ事業者は,今後広がると見込まれるiPhoneやWindows Mobile,Android向けアプリ市場に参入でき…
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話題の「セカイカメラ」が実用化へ
近くApp Storeで一般公開,ソフトバンクは商業利用を推進
iPhoneを使う拡張現実(AR,augmented reality)アプリケーションとして話題を呼んだ「セカイカメラ」のクローズドβ版が2月に公開された。開発を進める頓智・(とんちどっと)の井口尊仁社長は,春から夏ころには「App Store」での無償公開を,夏までには海外向けの公開を予定してい…
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企業システムから携帯電話を直接制御
NTTドコモが企業向け新サービス,柔軟な端末管理が可能に
NTTドコモが2009年1月30日,法人向け新サービス「ビジネスmoperaコマンドダイレクト」を開始した。NTTドコモが持つ携帯電話端末の遠隔制御機能を,企業のシステムから直接利用できるサービスである。各企業の端末管理ポリシーに合わせた柔軟な運用が可能になる。
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AndroidをIP電話やテレビに使う
組み込み機器向けのプラットフォーム推進団体が3月に発足
米グーグルが携帯電話向けに開発したAndroidを,組み込み機器向けプラットフォームとして活用することを推進する「Open Embedded Software Foundation」(OESF)が,3月に発足する。携帯電話以外の機器に利用する際に足りない機能を開発し,無償公開するのが主な活動だ。
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目論見外れたソフトバンクのフェムトセル
都心部のトラフィック対策は断念,郊外エリア対策から開始
ソフトバンクモバイルが間もなく,超小型基地局「フェムトセル」の商用化を予定していることが明らかになった。まずは郊外のエリア対策用として導入を開始する。ただし,計画当初の狙いであった都市部のトラフィック軽減用途は,現状では運用が難しいと判明。都心部の展開は2009年後半以降に持ち越しとなった。
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提携でSaaSの強化を急ぐ通信事業者
NTTは米MSと協業,KDDIは「Business Port」始動
通信事業者がSaaS(software as a service)基盤にアプリケーション・ベンダーを呼び込む動きが加速している。NTTは2008年12月,NGN(次世代ネットワーク)上でのSaaSに向けた米マイクロソフトとの提携を発表した。先行するKDDI陣営では,協業ベンダーの1社がサービスを開…
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ソフトイーサが広域イーサ事業に参入
料金は既存サービスの半分,800Mビット/秒を保証
VPNソフト「PacketiX VPN」(旧SoftEther)を開発するソフトイーサが,関東限定ながら広域イーサネット・サービス事業に進出した。1Gビット/秒の高速回線を実効速度800Mビット/秒の保証付きで販売する。料金水準は既存サービスの半分以下とし,安価な高速回線サービスを使いたい中小企業…
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次期VPNで攻勢かけるKDDI
データ・センター事業者40社と連携しサービス展開
KDDIは11月,法人向けVPNサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch」(WAVS)の詳細を公表した。特徴は,拠点とデータ・センターの間に限り,アクセス回線の契約速度に関係なくLANインタフェースの最大速度で通信できる点。データ・センター事業者40社と連携してユーザー…
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海底8000mで25年動く光中継器,実は“手作り”
NECが光海底ケーブル事業の製造拠点の見学会を開催
深度数千mの海底を縦横無尽に走る海底ケーブル。その事業は,800気圧の高水圧に耐えられるケーブルと中継器の製造および敷設技術が必要で,参入障壁は高い。上位3社の世界シェア合計は実に90%。その中で3位につける国内勢のNECが12月5日に製造拠点を披露。設計寿命25年,38年間での故障ゼロを実現する…
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エージェントやウィジェットに活路求める
不振続きの携帯販売,新サービスで端末の買い替え促進を図る
携帯電話の販売不振が止まらない。各事業者の販売台数はいずれも減少。3社合計の上期(4~9月)販売台数は,対前年比で約20%減となった。不振を挽回しようと,各事業者はエージェントやウィジェット機能といったサービスを強化。新しさを訴求するとともに,ARPU向上を含めた事業の再活性化を狙う。
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NGN対応でマンション向け販売が低調
NTT東西,Bフレッツの継続販売と光配線化を両にらみ
NTT東日本/西日本のフレッツ光シリーズの販売状況に,マンション市場での新規獲得の伸び悩みが影を落としている。ADSLからの移行需要が一巡したことに加え,NGNを使うフレッツ光ネクストを投入したことで,新規契約が取りにくくなる誤算があった。下半期は光配線の導入工事の簡便化により,巻き返しを図る。
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NTT東西,フレッツ光の純増数が激減
需要飽和の直撃で,2008年度の目標達成は危機的状況
フレッツ光シリーズの拡販に陰りが見えた。2008年第2四半期の純増は昨年度同期を15%以上も割り込む低迷ぶり。高速回線ニーズとひかり電話の料金メリットという既存需要の飽和が顕在化した。ゲーム機のネット接続など新たな利用シーンを模索するが,流れを変えるまでには至っていない。
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地域WiMAXが静かにスタート
嶺南ケーブルが12月から試験サービス,料金は月額2300円程度
地域WiMAXがいよいよ12月に始動する。いち早く試験サービスを始めるのは嶺南(れいなん)ケーブルネットワーク。2009年4月には月額2300円程度の料金で商用サービスを開始する予定だ。ただし,一部のCATV事業者からは不安を訴える声が聞こえてくる。
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本格的な光時代に向けて光ファイバ・ケーブル・システムの極限を追求
NTT研が次世代光ファイバ技術をつくばフォーラム2008で披露
NTTアクセスサービスシステム研究所が開発中の次世代FTTHに向けて光ファイバ・ケーブル・システムを披露した。従来のシステムに比べ,断面積を小さく抑えられるため,同じ管路により多くの光ケーブルを敷設できるようになるなど,より多くのユーザーを収容可能にする技術である。
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NTTが通信基盤設備の防災対策・管理技術を披露
新規設備は打たずに既存設備を徹底活用,つくばフォーラム2008から
NTTの総合技術展示会「つくばフォーラム2008」で,NTTアクセスサービスシステム研究所(AS研)が同社の通信基盤設備の防災対策・管理技術を紹介。「安心・安全なコミュニケーションをささえる通信基盤設備マネージメント技術」という題で,AS研 シビルシステムプロジェクトの飯田敏昭氏が講演した。
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事業者の課金機能など“開放”求める
クラウド時代を見据え,総務省の研究会が方針を取りまとめへ
総務省の通信プラットフォーム研究会が,モバイル市場活性化に向けた基本方針を固めた。通信事業者に対して,端末認証など各種プラットフォーム機能の連携強化を求めている。事業者の反発は必至だが,モバイル業界の構造改革に取り組む総務省は,業界団体を設立するなどして当事者間の対話による解決を目指している。
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NTT東西,NGNの技術仕様を追加公開
IP-VPN「フレッツ・VPNワイド」や監視サービスの詳細が明らかに
NTT東西が,NGN商用サービスの技術参考資料の改定第2版を公開した。NGNを利用した新サービス「LAN/WANモニタ」とIP-VPNサービス「フレッツ・VPNワイド」などに合わせた改定である。それぞれの内容は「ビジネスイーサ ワイド」と「フレッツ 光ネクスト」の技術参考資料に盛り込まれた。
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企業ネット実態調査(後編)
マネージドVPNはソフトバンクがシェア伸ばす,NGN採用見込みは1割未満
「ブロードバンド/モバイル/NGN時代の企業ネットワーク実態調査」の結果,マネージド型のインターネットVPNを採用する企業が増えていることがわかった。一方,NGNの導入意向は,検討中を含めても1割に達していない。その原因は,サービス内容が不明確であること。
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企業ネット実態調査(前編)
FTTH背景に拡大したIP-VPN はNTTコムが首位を堅持
日経コミュニケーションが総務省と共同で実施した「ブロードバンド/モバイル/NGN時代の企業ネットワーク実態調査」の結果,WANサービスの最新利用動向が分かった。利用率では,IP-VPNでNTTコミュニケーションズの「Arcstar IP-VPN」,広域イーサネットでKDDIの「KDDI Power…
日経クロステック Special
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