ホットトピックス[日経コミュニケーションRepo]
目次
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地震観測システムの埋設作業の裏側を見た
気象庁が光海底ケーブルの敷設船の見学会を開催
東海地震・東南海地震の観測システムを埋設する敷設船を見学した。想定震源域に地震計装置と津波計装置を敷設するのに先立ち、気象庁が開催した見学会に参加。装置を接続したケーブルやそのケーブルを敷設する装置など、敷設船の仕掛けが公開された。
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Webインフラ企業に突き進むグーグル
開発基盤「Google App Engine」を一般公開,モバイルも飲み込む
米グーグルが5月末に開催した開発者会議では,開発基盤「Google App Engine」の一般公開など,同社のWebプラットフォームをオープン化する姿勢を強調した。インターネットの利用者を増やし,収益の拡大を図るのが狙いだ。携帯機器向けソフトウエア基盤「Android」も,オープン化による収益拡…
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NTTドコモが端末開発方針を大転換
オペレータ・パックを使い,グローバルな端末調達を目指す
NTTドコモは携帯電話の開発プラットフォームを大幅に見直し,2009年後半以降に出荷する端末はこの環境で開発する。通話などすべての端末が搭載すべき共通機能と,iモードなどNTTドコモ独自の機能を分離。端末開発の効率化,NTTドコモ端末市場への海外メーカーの参入,日本メーカーの海外進出を促進する。
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新デュアル端末「N906iL」登場
ドコモは企業だけでなく個人ユーザーにも販売
NTTドコモは6月中にFOMA/無線LANデュアル端末の新機種「N906iL onephone」を発売する。従来機に比べると,GSM対応,IEEE 802.11a搭載などの機能が強化されている。ドコモはN906iLを法人だけでなく個人にも販売する方針。法人と個人の両面からデュアル端末の市場拡大を狙…
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進むシン・クライアントのモバイル化
高速3Gデータ通信が後押し,専用端末やサービスも登場
HSDPA(high speed downlink packet access)対応のモバイル・データ通信サービスとシン・クライアントを組み合わせた「モバイル・シン・クライアント」の導入が広がりつつある。ノート・パソコンの社外持ち出しを禁じていた企業も,シン・クライアントであれば採用しやすい。専用…
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賛同企業が続々,iPhone SDK公開
UIを生かした他社製アプリが登場,企業向け機能も強化
米アップルは2008年3月上旬,iPhoneやiPod touch向けのソフトウエア開発キット(SDK)を公開した。iPhoneの特徴的なユーザー・インタフェース(UI)を使ったネイティブ・アプリケーションを誰でも作成できる。傾き・加速度センサーなどを生かして使いやすくしたアプリや端末が,今後一層…
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鍵管理不要のメール暗号化サービス
Zenlokが無料で提供,複雑なS/MIMEから認証要素を省く
Zenlok(ゼンロック)は5月,メールの送受信/保存を暗号化する「Zenlok Eメール暗号化サービス」を開始した。当初は個人向けに無償で提供。2008年後半以降企業向けにも展開する。利用者の暗号鍵をデータ・センターで一括管理し,鍵の取得・管理を自動化。利用のハードルを下げることで,メール暗号化…
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人体表面を伝送路に,NTTが実用化
カードを上着に入れたまま手で触れるだけで認証可能に
NTTが人体表面を伝送路に利用する技術「レッドタクトン」を実用化した。当面の用途は,認証用ICカードの通信手段。カードを身に付けていれば受信機を取り付けたドアノブなどに手を触れるだけ認証できる。この技術を使った通信装置「Firmo」の評価キットをNTTエレクトロニクスが6月末から出荷する。
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NTT,2012年度にNGNへ完全移行
新・中期計画の核は「固定と移動のサービス融合」
NTT持ち株会社は,今後5年間のグループの戦略を示す新たな中期経営戦略を公表した。グループ内の連携を一層強化し,NGN(次世代ネットワーク)をはじめとする次世代インフラをサービスの基盤とする。地域IP網も2012年度末までにNGNに置き換える。並行して,収益の柱をIP系とソリューション系にシフトす…
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未知の脅威を検知してWindowsを守る
シマンテックが「TruScan」を初解説,プロセスごとの特性を見極める
米シマンテックは4月,未知のマルウエアなどの脅威に対抗するための「TruScan」技術に関して,初めての技術説明会を開催した。TruScanは“振る舞い”から脅威を検知する技術。こうした技術は2005年ころからセキュリティ製品に採用され始めた。現在,企業向けのパソコン用セキュリティ・ソフトの最新版…
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NTT東西が光ファイバ接続料を再申請
100円程度を追加値下げするも,競争の進展は期待薄
NTT東西地域会社は4月,2008~2010年度の光ファイバ接続料を再申請した。現行の一律月額5074円から,NTT東日本は464円値下げして月額4610円,NTT西日本は142円値下げして月額4932円とした。FTTH市場の競争促進を図りたい総務省の要請を受けて値下げしたが,前回に比べて差は10…
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標的はブラウザからネットワーク機器へ
じわり増加するぜい弱性報告,JPCERT/CCが警告
JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月,ルーターをはじめとする組み込み機器に関するぜい弱性情報の公開件数が増えているとの警告を出した。ネットワーク機器への攻撃は,知らぬ間に情報を盗まれる被害にもつながる。「その時」に備え,対処法を考える必要がありそうだ。
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NGNの技術参考資料を正式に公開
サービス開始に合わせ広域イーサに関する内容を充実
NTT東西地域会社がNGN(次世代ネットワーク)商用サービスのスタートに合わせ,3月31日に技術参考資料の正式版を公開した。NGNの広域イーサネット・サービス「ビジネスイーサ ワイド」の仕様に関する情報が暫定版よりも充実し,サービス利用時のポイントが明らかになった。
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PHS内蔵の超小型PCで新需要を狙う
ウィルコムが7月発売,Windows Vista搭載機にW-SIM組み込む
ウィルコムはWindows Vistaが動くPHS内蔵小型パソコン「WILLCOM D4」を7月中旬に発売する。同社はWindows Mobile搭載のスマートフォンも販売済みだが,Web表示の互換性や対応アプリケーションの数などが不足していた。パソコン用OSがそのまま動く汎用性の高い端末を投入し…
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Windows Mobile端末を遠隔管理
NTTドコモ,紛失・盗難対策の強化で企業の端末導入を促す
NTTドコモはWindows Mobile端末を集中管理するための法人向けサービスを年内に投入する。端末の設定やアプリケーションのインストール,機能の制限などを,管理者が遠隔から複数台の端末に対して同時に実行できる点が特徴だ。5月下旬からフィールド・トライアルを開始し,早ければ今秋にも商用化する。
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NGNへの移行を阻む“電話番号問題”
NTT東西は今秋にも解消へ動く,他事業者との協議も
Bフレッツの9割近くのユーザーに普及しているIP電話サービス「ひかり電話」。ここで初めて電話番号を取得したユーザーは,NGNによる新しいFTTHサービス「フレッツ 光ネクスト」に電話番号をそのまま移行できないという問題が発生している。NTT東西はNGNサービスが本格化する秋をメドに問題解消を計画し…
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ネットワーク機器に省電力化の基準
今夏にも省エネ法の「トップランナー基準」を適用
省エネルギー法で消費電力の基準を設ける「トップランナー基準」が,ルーターやLANスイッチに適用される。急増するネットワーク機器の総消費電力量抑制に向け,今後製品化されるルーターやスイッチは省電力化が進む。2010年度には目標値をクリアした省エネ製品が市場に出回る見通しだ。
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NGNエッジ・ルーターの詳細が明らかに
10Gビット/秒と複雑なサービス制御を両立する秘密
NTT東西地域会社のNGN(次世代ネットワーク)を構築する上で最も重要なルーター「IPエッジ」。そこには複雑なサービス制御と10Gビット/秒という高速処理の両立が求められる。IPエッジに採用された米シスコの「ASR 1000」はどのようにしてその両立を実現したのか,開発責任者がその秘密を明かした。
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ソフトバンクのインターネットマシン登場
携帯電話プラットフォームでインターネット端末に挑戦
ソフトバンクモバイルが3月末に発売した「インターネットマシン922SH」は,通常の携帯電話にフルキーボードを搭載するという新しいタイプの端末だ。パソコンからインターネットに近付いたスマートフォンとはアプローチが違う922SHが,どれだけ市場を切り開くのか。その鍵はCPUの高速化が担いそうだ。
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ソフトバンク,5月にフェムトセル商用試験
アジア初のフェムトセル国際会議,事業化への技術課題も残る
2008年3月,香港でアジア初のフェムトセルに関する国際会議が開催された。ソフトバンクが初めて事業展開計画を公表するなど,各国・各社で事業化準備が進んでいることをうかがわせた。日本では総務省が今秋にもフェムトセルに関する規制を緩和する予定だが,事業化に向けて解決しなければならない課題も見えてきた。
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