PR

 NTT(持ち株会社)は2007年7月18日に,次世代ネットワーク(NGN)のフィールドトライアルを一般公開するショールーム「NOTE(大手町)」を刷新した。NGNを活用したソリューションや技術の展示を新たに13点追加し,一般モニター向けに2007年4月から提供を始めたアプリケーションも併せて展示する構成となった。

 NOTEでは,NGNの特徴である帯域保証機能やユーザー認証機能などをベースに,既存のIP網では実現できない新サービスやアプリケーションを開発・展示している。展示内容は,NGNをビジネスに活用する「NGN for Business」,自治体や社会サービス向けの「NGN for Society」,一般ユーザー向けの「NGN for Life」の3分野に分かれている。

企業,自治体向けでは安心・安全機能を重点展示

「ひかり認証」の認証画面
写真●「ひかり認証」の認証画面
[画像のクリックで拡大表示]

 ビジネス向けに新たに追加された展示では,NGNの通信回線認証と端末認証機能を組み合わせた「ひかり認証」がある(写真)。このサービスでは,オンラインバンキングや医療情報サービスなど,ユーザー確認の重要性が高いサービスの運営事業者向けに,NGNからユーザー認証の情報を提供するというものだ。例えばユーザーが自宅などであらかじめ登録された回線とパソコンを使っている場合には,サービスのログインに必要な情報を1段階に省略することで利便性を高めたり,出先で別のパソコンを使っているケースでは,本人認証に必要な情報を2段階,3段階と求めるなど,段階的な対応が可能になる。

 社会サービス向けでは,NGNの優先制御機能を使った「緊急地震速報サービス」が展示された。気象庁が発信する地震速報情報を,NTTコミュニケーションズ(NTT Com)が開発した専用サーバーからサービス受信端末に発信する。端末側では,受信した地震の発生位置と規模から,現在地に地震が到達するまでの予測時間や揺れの大きさなどを瞬時に表示できる。

PC向けフルハイビジョン映像をマルチキャスト配信

 一般ユーザー向けの映像配信関連では,パソコンを対象にした高精細映像配信サービスをNECビッグローブが展示した。Windows Media形式の映像再生ソフト上で,オンデマンドの映像ソフトや,マルチキャスト方式で配信される放送的な映像サービスを視聴できる。マルチキャスト配信の映像は,1080iのフルハイビジョン相当の映像を約12Mb/sのビットレートで配信する。

 またIP放送関連の展示では,これまで別々の展示だった地上デジタル放送のIP再送信と,HDTV画質のVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスを一体化した。VODサービスでは,テレビ用のポータル機能を使ったショッピングサービスとの連携などもデモンストレーションしている。VODコンテンツを視聴中に,映像に関連したワインなどの商品を別枠に表示し,テレビのリモコンで注文するといった活用場面を提示している。