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とにかく実際にワンセグを見てみよう

 では、とにかく実際にセットアップしてワンセグを見てみよう。セットアップ方法は簡単だ。製品にはドライバーソフトとワンセグ視聴ソフトの入ったCD-ROMが付属するので、これをパソコンにインストールするだけ。製品によって、ワンセグチューナーをパソコンに取り付けるタイミングが異なるので、マニュアルやインストール画面の指示に従おう。今回取り上げた6製品はどれもマニュアルが親切で、セットアップでとまどうことはなかった。

 注意したいのはチャンネル設定だ。製品によっては、“地域別”のチャンネルプリセット設定がないものがある。プリセット設定がある製品なら、たとえばノートを持って別の地域に行った時に、その地域のプリセットを選べば素早くチャンネル設定ができる。越県するような会社と自宅で使う場合などに便利だ。プリセットがない製品では、地域が変わるたびにチャンネルスキャン(どのチャンネルを受信できるかテストすること)しなければならず、この作業に数分とられる。一度スキャンした設定を保存できるものがほとんどだが、ワンセグチューナーをノートと一緒にいろんなところに持ち歩きたい人は、このプリセット設定の有無に注意してみよう。

付属のCD-ROMをパソコンにセットしてセットアップを開始する。画面の指示に従ってインストールする。画面はバッファローの「DH-ONE/U2P」
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インストール作業中にワンセグチューナーを取り付けるよう指示が出る。取り付けるタイミングは製品によって異なる
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ワンセグ視聴ソフトの初回起動時は、チャンネル設定をする必要がある。地域別にプリセットが用意されている場合は、それを選ぶ。プリセットがない場合やどの局が受信できるか分からない場合はチャンネルスキャンを行う
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無事起動。パソコンのボリュームが大きいと、いきなりテレビの大きな音が出てしまうので、ボリュームには注意しよう
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■今さら聞けない! 「ワンセグ」って何?

 ワンセグとは、地上デジタル放送の一種のこと。日本の地上デジタル放送では1つのチャンネルを13のセグメントに分けており、ハイビジョン放送(HDTV)ならそのうち12セグメントを、通常画質の放送(SD)なら4つのセグメントを使って放送している(そのため通常画質では3番組同時放送ができる)。

 ワンセグとは、残った1セグメント(ワンセグメント)を使った、携帯電話などの移動端末向け放送のこと。1セグメントしか使っていないため放送できるデータ量が少なく、映像の解像度は320×180ドットと小さく画質も通常のデジタル放送に比べ劣る。その代わり、移動端末でも低消費電力で安定した受信ができるように工夫されているのが特徴だ。映像の符号化方式はH.264。録画は可能だが、通常の地上デジタル放送と同じでコピー制御がかかっているため複製やダビングはできない。

 ワンセグは、受信可能地域内で対応機器があれば、誰でも利用できる(受信は無料だが、NHKは受信契約が必要となっている)。現在は通常の地デジ放送と同じ内容の番組が放送されており、これを「サイマル放送」と呼ぶ。ステレオや2カ国語音声、字幕放送、電波による簡単なEPG(電子番組表)、各テレビ局がワンセグ専用に制作したデータ放送も利用できる。

 早い話が、「画質はそれなりだけど、ケータイや携帯音楽プレーヤーなどで見られる地デジ放送」ということだ。ただし、各メーカーの努力、特にスケーラーの改良などにより登場したばかりの頃に比べて、画質は格段に向上している。

[Dpa]社団法人デジタル放送推進協会のサイト。「ワンセグ」のページもあり、詳しい説明やQ&Aが読める
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