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デジタルARENAより転載)

 前編に続き、携帯電話3キャリアの料金施策について検証していこう。今回は、新しい割引サービスを適用した場合、どれほどの効果があるのかについて、既存の料金プラン、特にソフトバンクのホワイトプラン、Wホワイトとの比較を中心に見ていこう。

ホワイトプラン VS 「SS」プランの結果は?

 多くの人が最も気にしているのは、やはり今回の料金施策が、ソフトバンクのホワイトプラン、Wホワイトと比べてどれだけ競争力を持つようになったのか……というところだろう。そこでまず、最も需要が高いと思われる各社の「SS」プランに新料金施策を適用した場合と、ホワイトプランとの料金について比較してみよう。

 「SS」プランは、基本料、通話料、無料通話分などが元々共通している。そのため、「ひとりでも割50」「ファミ割MAX50」(NTTドコモ)、「誰でも割」(au)を適用した場合の基本料はいずれも1890円、ソフトバンクのブループラン、オレンジプラン(W)に同種の割引サービスを適用した場合の基本料は1785円となる。

 これをソフトバンクのホワイトプランと比較したグラフは以下のようになる。なお、ホワイトプランの「通常料金」となっているものは、すべての通話をソフトバンク以外と行った場合(つまり全て21円/30秒)、記述がないものは、以前の「ソフトバンクの新オプション「Wホワイト」はお得なのか?」で使用した条件と同じように、ソフトバンク同士の通話を13%として計算したものである(以後のグラフも同様)。

●各社の「SS」プランに新料金施策を適用した場合と、ホワイトプランとの比較
[画像のクリックで拡大表示]

 これを見ると、ホワイトプランの「通常料金」と比較した場合、約23分(ソフトバンクの場合約19分)以上通話すると、新料金施策の方がお得という計算になる。だが、記述なしの場合と比較すると、NTTドコモとauは25分の時点で同等の料金になるものの、それ以降新料金施策の方が下回ることはない。また、40分近く通話した場合は上位の「S」プランに料金が追いついてしまうことから、

  • ソフトバンク以外との通話が大半を占める
  • 通話時間が25~35分程度(ソフトバンクの場合は20~50分程度)

 という条件でしか競争力を持たないことになる。(新スーパーボーナスを考慮しないという条件は付くが)素直にソフトバンクに移行してホワイトプランを利用するか、料金の違いが300円未満である「S」プランを使用した方がお得と言えそうだ。

 では、その「S」プランとホワイトプランとの比較を見てみよう。「S」プランはキャリアによって基本料・通話料に違いがあるため、それぞれ別々に数値を出して比較してみた。その結果が以下のグラフだ。

●各社の「S」プランに新料金施策を適用した場合と、ホワイトプランとの比較
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 これを見れば分かる通り、各キャリアとも毎月35~40分以上通話するのであれば、ホワイトプランより確実にお得になるようだ。今回の条件では、ホワイトプランの通話料がNTTドコモやソフトバンクのブループランよりも若干下回っているのだが、グラフの通り、月に100分以上通話しても追い越すことがないのは明白である。