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松下電器のイチ押しモデルはコレ!

VIERA TH-42PZ700

実売価格:31万5000円前後
発売日:2007年4月27日

 松下電器産業が4月に発売した「VIERA TH-42PZ700」は、世界初の42V型フルHDパネル(1920×1080ドット)を搭載するプラズマテレビだ。動画解像度900本以上と動きに強いパネルを搭載し、新開発「低反射クリアパネル」によって外光の映り込みを大幅に低減したことも特徴。

 同社のデジタルハイビジョンレコーダー「DIGA(ディーガ)シリーズ」とHDMIケーブルで接続する「VIERA Link(ビエラリンク)」にも引き続き対応。また、新たに「ビエラにリンク」というコンセプトによって、SDメモリーカードに収録したAVCHDカメラの動画再生にも対応できるようになった。TH-42PZ700は、画質はもちろんのこと、機能性にも気を配った42V型の注目機種である。

ポイント1──「人に、見やすい」

 1つめのポイントは「人に、見やすい」。これは、高画質化というテレビに共通するポイントを松下電器の言葉で表現したものだ。TH-42PZ700は、42V型プラズマテレビとして初めて1920×1080ドットのフルHDパネルを実用化したモデル。フルHDプラズマパネルの小型化は技術的にもハードルが高いと言われているが、どのような画質を目指して開発をしているのだろうか。

松下電器産業 パナソニックマーケティング本部 商品企画グループ テレビチーム 大井直子氏
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 「高画質なテレビというものを考えたときに、『そもそも高画質とは何?』と考えてしまうことがありますよね。私たちの考える高画質とは、映像全体の総合的な画質であり、何か一つではなく、コントラストや解像度などすべてが良くなくてはいけないと考えています。その中でも、今の時代のポイントとして『解像度』『コントラスト・階調性』『色再現性』という3点が重要な条件です」(松下電器産業 パナソニックマーケティング本部 商品企画グループ テレビチーム 大井直子氏)

 この中の「解像度」については、TH-42PZ700が42V型で初めてフルHDパネルを搭載したことで、それまでの同サイズでは液晶にかなわなかった部分を、初めて同等にまで引き上げられたポイントだ。

 「42V型で初めてフルHDパネルを搭載したことは、解像度の向上に直結する重要な要素です。50V型モデルに比べ、42V型フルHDの開発については更なるブレイクスルーが必要でした。42V型の開発にあたっては、大きく2つの技術を導入しました。1つはセルの間の『リブ』と呼ばれる部分をより細くして、高開口率を実現したことです。

 また、セルの安定した放電を行うために予備放電というものが必要なのですが、これを大きくすると黒の締まりが悪くなってしまいます。冒頭で挙げた総合画質の良さを重視し、黒を沈めた状態で明るさを上げるため、予備放電の波形を変える新技術を導入したのがもう1つです」(大井氏)

カラーフィルター間を隔てる「リブ」を狭くすることで、開口率を約50%アップした42V型フルハイビジョンプラズマパネル(2007年4月に行われたVIERAシリーズ新製品発表会プレゼンテーション資料より、以下同)
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 プラズマパネルの解像度向上は、以前から実現が難しいと言われてきただけに、高画質を目指した技術開発の進展が着々と進んでいることは注目したいポイントだ。またこれら2つの新技術は、現時点では42V型モデルだけに導入されている。この技術が今後50V型以上にも導入されるようになれば、更なる高画質化につながっていくという。

 解像度の向上については、もう一つ重要な要素がある。動画解像度と呼ばれる新しいADPC(次世代PDP開発センター)測定方式による動画解像度だ。

 「テレビを選ぶ新たな基準として、動画解像度を引き上げたことも注目してもらいたいポイントですね。テレビは動画を見るためのものである以上、やはり解像度は動画で測らないと意味がありません。パネル画素数の解像度はあくまでも静止画の解像度の指標にしかなりません。300万画素の手ぶれ補正付きデジカメの写真と500万画素で手ぶれしている写真の違いをイメージしてもらえると分かりやすいですね」(大井氏)

 従来の42V型プラズマテレビでは、APDCの測定方式で動画解像度700本程度だったものを、今回フルHDパネルを搭載したことで900本まで引き上げられた。APDC方式を用いた測定によると、倍速駆動(120Hz駆動)技術を導入した32V型液晶で動画解像度600本程度(画面を5秒で横切る映像に対するテスト)。プラズマの900本程度というスペックは、液晶が画質を改善してもすぐに到達できない水準に到達しているという。

日立製作所、松下電器産業、パイオニアが出資する次世代PDP開発センター(APDC)が
提唱する動画解像度測定方式

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APDC方式の測定によると、フルHDパネル搭載プラズマテレビ「PZ700シリーズ」で900本以上、
ワイドXGAパネル搭載プラズマテレビ「PX70シリーズ」で720本以上、倍速駆動方式を採用しないワイドXGAパネル搭載液晶テレビ「32LX50」で約300本の動画解像度を実現しているという

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 コントラストの向上についても、新しい技術を投入している。

 「今回はプラズマパネルへの映り込みを抑えるために、新たな『低反射クリアパネル』を導入しました。プラズマパネルは以前から映り込みが強いと言われてきましたが、今回はプラズマテレビの画質を生かしたままに液晶テレビと同程度にまで抑えることに成功しました。階調表現力についても最大16ビットの信号処理で、しっかりとした表現力により色を出しています」(大井氏)

 低反射クリアパネルの導入は、筆者が事前に実施した取材で真っ先に気づいたポイントだ。プラズマテレビの従来モデルでは、自分の顔が分かるほど映り込みがあったのに対し、現行機種の映り込みは液晶と見間違えるほどに抑えられている。

 画質における「色再現性」についても磨きがかけられた。

 「今回はPZ700シリーズでは、新たな画質チューニングとして“肌色の画質表現力”に注目しています。映画にあるようなアップのシーンからの感動を忠実に伝えるため、最新の三次元色空間補正技術とコントラスト補正技術を導入し、肌色を認識して肌の色をしっかりと出すことを実現しました。従来機種との違いにインパクトを受けるかもしれませんが、“より自然な色”に戻したという方が正しいかもしれませんね」(大井氏)

PZ700シリーズでは、映り込みを大幅に低減する「低反射クリアパネル」のほか、予備放電の発光量をさらに低減した「新リアルブラック駆動方式」などを採用する
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肌色の表現力に注目した画質補正機能を新搭載。3次元色空間補正やコントラスト補正により、「肌色を認識して肌の色をしっかりと出すことを実現しました」(大井氏)
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 この色の変化については、筆者も従来機種からのあまりの変わりように驚いていただけに「低反射クリアパネルの影響ではないのか」と質問をぶつけてみた。しかし、これはあくまでも新しい画作りによるものであるとのこと。これは裏を返せば、従来からの“松下電器産業の画質”をそれだけ認知していたということかもしれない。

 解像度だけではない“総合画質”を目指したTH-42PZ700の取り組みは、店頭の画質を確認すれば伝わってくるはずだ。

「42V型プラズマ&フルHD」というオンリーワンのモデル。技術的な優位もさることながら、動画解像度の強さにも注目したい。プラズマテレビの欠点だった外光の映り込みも低反射クリアパネルによって抑えられ、総合的な画質向上が図られている。