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長谷 和幸(ながたに かずゆき)
アイテック情報技術教育研究所 主席研究員

 今回は,データを伝送した際に生じるビット誤りを検出したり訂正したりする方式について取り上げる。テクニカルエンジニア試験でよく出題されるのは,パリティ方式,CRC方式,ハミング符号方式の三つだ。それぞれの特徴を理解し,問題に取り組もう。

今日の問題

問1 誤り検出方式であるCRCに関する記述として,適切なものはどれか。

ア 検査用データは,検査対象のデータを生成多項式で処理して得られる1ビットの値である。

イ 受信側では,付加されてきた検査用データで検査対象のデータを割り,余りがなければ送信が正しかったと判断する。

ウ 送信側では,生成多項式を用いて検査対象のデータから検査用データを作り,これを検査対象のデータに付けて送信する。

エ 送信側と受信側では,異なる生成多項式が用いられる。

平成16年度秋テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験の午前問31

問2 巡回冗長検査(CRC)の特徴に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。

ア 生成多項式がn次の場合,長さn以下のバースト誤りをすべて検出できる。

イ メッセージのビット数よりも多くの検査ビットを付加する必要がある。

ウ メッセージビットに検査ビットを加算したものを,データとして送信する。

エ 文字単位でデータ誤りを検出する方法である。

平成18年度春テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)試験の午前問20

問3 メモリの誤り制御方式で,2ビットの誤り検出機能と,1ビットの誤り訂正機能をもたせるのに用いられるものはどれか。

ア 奇数パリティ

イ 水平パリティ

ウ チェックサム

エ ハミング符号

平成17年度秋テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験の午前問1

問4 符号長7ビット,情報ビット数4ビットのハミング符号による誤り訂正の方法を,次のとおりとする。
 受信した7ビットの符号語χ1 χ2 χ3 χ4 χ5 χ6 χ7 (χ =0又1)に対して

を計算し,C0C1C2の中に少なくとも一つ0でないものがある場合は,

を求めて,左からi ビット目を反転することによって誤りを訂正する。

 受信した符号語が1000101であった場合,誤り訂正後の符号語はどれか。

ア 1000001

イ 1000101

ウ 1001101

エ 1010101

平成17年度秋テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験の午前問32

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