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 いまやWeb上で手軽に使われるようになってきた感のあるFlashムービーですが,実際はどのようにして作成しているのでしょうか?本連載では,Flashムービー作成用アプリケーションの最新版「Flash CS3」について,基本操作からスクリプト言語(ActionScript 3.0)を使ったプログラミングまで,具体的なサンプルコードを使ってご紹介していきます。

Flashでできること

 まずはFlash CS3という開発ツールで,どんなことができるのかを確認してみましょう。

 Flashムービーとして作成できるのは,アニメーションであったり,ナビゲーション用のインタフェースであったり,ビデオ動画コンテンツであったり,携帯電話用の待ち受けやゲームと様々です。すなわち,Web上で「動くもの」を作成するときには,Flashがあれば一通りはできる,というような状態になっています(表1)。

表1:Flashで作成できる物の一例
作成できるもの説明
アニメーションアニメや映画のようなものから,モーション・グラフィックス,バナー広告まで,動きのあるコンテンツを作成できます
ナビゲーション,インタフェースWebサイト全体のナビゲーションや,いわゆるユーザー・フォームを作成できます。さらに,Flashが備えるActionScriptというスクリプト言語を使って,状態遷移のチェックや,ユーザーの入力した情報のチェック,送受信なども行えます
ゲームActionScriptを使用して,画像や音を制御してゲームを作成できます
画像や動画ファイルFlashムービーとしてではなく,jpegファイルやgifファイルのような画像形式,さらにはaviファイルやmovファイル,flvファイルといった動画形式でのファイルを作成できます

 コンテンツのメインとなるムービーや,画像や動画素材まで,いろいろなものがFlash一つあれば作成できるというわけですね。

Flashムービー作成の基本的な流れ

 Flashムービーを作成するまでの基本的な流れは次のようになります。

  1. 作成したいもののアイデアを考える
  2. 作成するものに必要な画像や音楽素材などを準備する
  3. Flash上で集めておいた素材を表示する場所やタイミングを調整する
  4. Flashムービーとして書き出す

 それぞれの手順の詳しい解説をご紹介したいところなのですが,実は,1~3の手順というのは,Flashの最新バージョンであるところのFlash CS3と,一つ前のバージョンであるFlash8とでは,そんなに操作の方法は変わらないんですよね。

 ですので,1~3の手順の解説に関しましては,以前に筆者が連載をさせていただいておりました「Flash8入門講座」などの該当ページをご紹介する形で代えさせていただきます。ちょっとインタフェースが変わっていますが,機能自体はほとんど同じものですので,ご安心を。また,スクリプトを使用しない作成であれば,大きく変わっていることは無いので,そのままリンク先の記事の内容をお試しいただけるかと思います。

【関連記事】
Flash8入門講座:目次

 さて,ではそれぞれの手順において行うことをざっと説明しましょう。はじめに,とりあえずどんなムービーを作成したいかを考えましょう(図1)。

図1:アイデアを考える

 次に,ムービーを作成するのに必要な画像や音源ファイルなどの素材を準備します(図2)。画像は,あらかじめjpgファイルやgifファイル,pngファイルなどのファイルを用意しておき,それを使用しても構いませんし,Flash上でお絵かきをしても構いません。Flashは単体でもかなり優れたお絵かき機能を持っていますので,自分で描いてみるのもお勧めです。楽しいですよ(*1)。

図2;絵の準備

 絵や音源ファイルが準備できたら,今度はそれを「タイムライン」に配置していきます(図3)。タイムラインでは,「年表」や「ガントチャート式のスケジュール表」のような形で,「いつ,どんなタイミングで,どういう風に絵や音を表示したり,鳴らしたりするのか」のタイミングを指定することができます。

図3:表示のタイミングを調整する

 1~3の手順を,「あー,やっぱこっちのほうがいいかも」「んー,プレビューで確認してみるとどうもしっくりこない」などなど,いったりきたりしながらムービーを作成していきます。

 満足のいく物になったところで「パブリッシュ」という作業を行い,Web上で表示できるFlashムービーとして書き出します(図4)。

図4:パブリッシュ

 あとは,パブリッシュしたファイルをアップロードすれば出来上がりです。これが,標準的なFlashムービー作成の手順となります。

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