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 私がiPodを使い始めて,1年10カ月ほど経つ。主な用途は録画したテレビ番組を入れて通勤電車の中で見ることだ。音楽CDなどもリッピングして入れているのだが,最近新しいCDを購入していないので,こちらはあまり聴いていない。音楽を聴くのは嫌いではないので,最近の音楽はテレビの音楽番組を録画して聴いている。

 だが,20年以上前,私が学生だったころは,「エアチェック」などといって主にFMラジオの番組を録音して聴いていた。そんなことを久しくしていなかったのだが,iPodでも同じことができないかと思って調べてみた。

 Webなどで紹介されているものの多くは,FMラジオからのアナログ出力をパソコンのオーディオ入力から取り込んでデジタル化するものが多かった。もちろん,これで可能なのはわかるが,FMラジオとパソコンでタイマーで同期して録音するか,“ラジカセ”みたいなもので一度録音してから,改めて実時間かけてパソコンで録音し直す必要がある。なんかスマートではない。

パソコン用のラジオチューナーを衝動買い

図1●「USB FM/AM RADIO」
図1●「USB FM/AM RADIO」<
FM,AMに対応したパソコン用ラジオチューナー。パソコンにはUSBとアナログ音声入力に接続する。
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 幸か不幸か,手元には自由になるラジオがなかったので,何か購入しなければラジオを録音できない。そんな時,見つけたのがサンコーが販売している「USB FM/AM RADIO」。パソコン用のFM/AMラジオチューナーだった。これを使えば,家のパソコンも「テレパソ」(テレビパソコン)ならぬ「ラジパソ」になる! 値段も6980円と手ごろ。しかも以前利用したことのある通販ショップでも扱っていたので,ポイントを充当すれば実際に払う額はさらに5000円を切る。つい勢いで買ってしまった。

 実際に使ってみると私にはビミョーなモノだった。最初にアレッ?と思ったのは,パソコンに接続するときである。USBに加えて,オーディオ入力にも接続する必要がある。ちゃんと調べないで買った私が悪いのだろうが,パソコンには音声をアナログで入力するのである。パソコンの音声入力の性能は期待できないと思っている私は,ちょっとがっかりした。

 それにめげず,さらに試してみると…確かにラジオは聴ける。録音もできる。予約録音だって可能だった。だが,ノイズは入るし,音質ももう一つ。毎週や毎日といった繰り返しの予約録音も設定できない。予約録音時にはパソコンを起動したままにしておく必要がある。不満に思う点が次々と出てくる。

 この中で,ノイズの件は私のパソコン環境や部屋の電波状況に問題があるのかもしれない。チューナー自体や付属のアンテナの位置をいろいろ変えてみたものの,どうしてもパソコンで聞いていても分かるレベルのノイズが入ってしまう。アンテナを接続する部分が専用の形状のため,別のアンテナをつなぐこともできず,気にならないレベルにノイズを下げることはできなかった。

 しかし,パソコンのスピーカーで聴いた時にノイズが気になる状況では,ステレオイヤホンで聴くiPodでは耐えらないことが多いことだけは確か。このチューナーは,私の当初の目的には向かないようだ。音質は求めず,パソコンで使いながらラジオを聴きたいときなら,使えなくもないという印象だった。

図2●「USB FM/AM RADIO」のメイン画面'   図3●予約時の画面
図2●「USB FM/AM RADIO」のメイン画面
FM,AMを選んだ後,登録した放送局をボタンで選ぶ。
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  図3●予約時の画面
開始,終了の日時,チャンネルを選んで登録する。録音時にミュートすることも可能。繰り返し録音の設定がない。
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 ちなみに,このラジオチューナーで録音するときのフォーマットはWMA。iTunesに入れれば勝手に変換してiPodにデータを入れることができる。機能的には,ラジオを録音してiPodに入れることは可能である。