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ジュピターテレコムのCIOに相当する岡田壮祐・システム本部長兼システム企画部長
ジュピターテレコムのCIOに相当する岡田壮祐・システム本部長兼システム企画部長

 ケーブルテレビ大手のジュピターテレコム(J:COM)は、好調に伸び続けるケーブルテレビ事業の成長スピードと同期できるように、基幹システムの見直しを検討している。設備産業であるケーブルテレビ事業は、映像の配信や顧客からの料金徴収のためのシステム開発と顧客へのサービス提供が常に表裏一体の関係にある。システムの裏づけがなければ、規模やサービスを拡大してはいけない宿命にあるのだ。

 基幹システムの刷新プロジェクトを指揮するのは、CIO(最高情報責任者)に相当する岡田壮祐・システム本部長兼システム企画部長である。2006年に日本IBMからJ:COMに転じた岡田本部長は、IBM時代には通販業界や旅行業界などの企業向けのシステム構築を歴任していた。いずれも顧客データベースをビジネスの核とする業界であり、そうしたシステム開発にプロジェクトリーダーとしてかかわる過程で、J:COMの幹部とも知り合い、J:COMへの移籍を決意した。それまでのIT(情報技術)ベンダーとしての立場から、その利用企業へと自身の置かれる環境が180度変わっている。

 J:COMの基幹システムは現在、米国で開発されたケーブルテレビ会社向けの専用パッケージソフトで構築されている。その基幹システムの周辺に、成長に応じて様々なサブシステムを付け加えてきた。岡田本部長の課題はこうした現在のシステム環境をいかに統合し、次世代のシステムに引き継ぐかである。IBMで培ったプロジェクトマネジメント能力が問われるところだ。

Profile of CIO

◆経営トップとのコミュニケーションで大事にしていること
・経営トップが日ごろ話している内容を踏まえて、システムについても提案・提言するようにしています。システム用語の羅列にならないように、経営者の立場に立って話をするように心がけています

◆ITベンダーに対して強く要望したいこと、IT業界への不満など
・最近のITベンダーは社内で提案資料のナレッジ共有が進んでいるがために、結果的に顧客企業に対する提案内容が画一化している傾向にあります。そういった汎用化された提案書は、どれだけきれいに体裁よく作られていても、こちらにとっては訴えかけるものが多くありません。

 やはり、本当に提案するならば、その企業独自の提案を、担当者自身の言葉で話すように心がけてほしいです

◆普段読んでいる新聞・雑誌
・日本経済新聞
・日経SYSTEMS

◆最近読んだ本、お勧めの本
・石田淳の『すごい「実行力」』(三笠書房)
・木原武一の『性格の研究』(PHP研究所)

◆仕事に役立つお勧めのインターネットサイト
・@IT
用語の解説から昨今の企業で問題になっているITガバナンスに関する記事など、役立つ情報が満載です

◆情報収集のために参加している勉強会やセミナー・学会など
・ 日本通信販売協会のDM学会で、「ウエブマーケティング部会」と「法務部会」に参加しています

・ITベンダーが主催するセミナーにも、時間の許す限り、参加しています

・日経情報ストラテジーの「CIO倶楽部」にも参加し始めました

◆ストレス解消法
・スポーツクラブで汗を流すこと。昔はゴルフもストレス解消に役立っていましたが、最近は逆にストレスになっています