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 正解は3,4です。

 今回の問題は,ORALCE MASTER Silverの試験範囲より「メディア障害」に関する問題です。内容の一部は,Bronzeの試験範囲にも含まれます。

 今回の問題の状況を整理すると,下記のようになります。

・ARCHIVELOGモードで運用している
・全体バックアップを取得済みである
・SYSTEM表領域を構成するデータファイルが破損した

 まず,ARCHIVELOGモードで運用していて全体バックアップを取得済みであれば,完全リカバリを実行することで,障害が発生する直前の状態までリカバリすることが可能です。従って,選択肢3は正しいということになります。

 完全リカバリの流れは下記のとおりになります(図1)

図1●完全リカバリの流れ
図1●完全リカバリの流れ

(1)バックアップ済みのデータファイルを所定の場所にコピーする(リストア)。コピー先を変更することも可能です。
(2)リストアしたデータファイルに対し,データファイルが破損するまでのログを適用する(リカバリ)。これにより,データベースは障害が発生する直前までの変更が反映された状態になります。

 このように,完全リカバリのプロセスでは,データベースのバックアップとバックアップ取得後のすべてのログファイル(アーカイブログファイルとオンラインREDOログファイル)が必要になりますので,選択肢4は正しいということになります。

 選択肢1は,インスタンス障害に対するクラッシュリカバリの説明のため誤りです。選択肢2は,NOARCHIVELOGモードの説明です。NOARCHIVELOGモードの場合,どのファイルが破損してもバックアップ取得時点までしかデータは復元できません。今回はARCHIVELOGモードで運用しており,障害発生の直前の状態まで復旧できるため誤りです。選択肢5は,非クリティカルなデータファイルが破損したときの記述です。SYSTEM表領域はオフラインには設定できないため,誤りです。

 以上から,答えは,3と4になります。