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【特集】「仮想化」の最前線


仮想化に挑んだ先進企業の軌跡

 「仮想化」のメリットを知るには,何より導入企業の事例を見るとよい。仮想化の一般な用途は「既存サーバー群の仮想化と統合」だが,それ以外にもさまざまな利用形態がある。サーバー群の移設に利用したり,データセンター・サービスのインフラとして導入したりするケースがそれだ。また,ストレージ分野でも仮想化が進んでいる。仮想化技術の使いどころを知るヒントとしてもらいたい。

【サッポロビール】
 サッポロビールは,VMware ESX Serverを使った仮想サーバー環境に新旧合わせて約50システムを統合し,運用している。「最近は,毎週のように仮想サーバーを追加している。リソースをすぐに用意できて,統合運用管理できる点がサーバー仮想化の大きなメリットだ」(同社)。

【サッポロビール】
50システムを仮想環境に移行,TCOの30~40%削減を果たす

 サッポロビールは,VMware ESX Serverを使った仮想サーバー環境に新旧合わせて約50システムを統合し,運用している。「最近は,毎週のように仮想サーバーを追加している。リソースをすぐに用意できて,統合運用管理できる点がサーバー仮想化の大きなメリットだ」(同社)。

【ライブドア】
仮想化ソフト「Virtuozzo」を導入,「ハードへの対応が最も良かった」

 ライブドアの中小企業向けホスティング・サービス「livedoor レンタルサーバ」では,米SWsoft社が開発した仮想化ソフト「Virtuozzo」を採用している。1台のサーバー・マシンに仮想的に複数のサーバーを稼働させる「VPS」(Virtual Private Server)の形態だ。

【住友電気工業】
Xen 3.0を使いRed Hat 6.2を延命,ハードとOSを分けて運用する

 住友電気工業は,オープンソースの仮想サーバー・ソフト「Xen」を使い,サーバーの仮想化を実現している。その狙いは,「サーバー機は“保守切れ”により5年ぐらいでリプレースするが,その上のOSやアプリケーションは10年後もそのまま使いたい」からだ。仮想化レイヤーを設けることで,ハードウエアと論理サーバーの分離を図った。

【アクサテクノロジーサービスジャパン】
サーバーを止めずに海外へ移設,“距離の壁”を仮想化技術で越える
 
 距離にして約8700km,通信遅延は約200ミリ秒──。これは,東京都とオーストラリアのメルボルン市との間を隔てる絶対的な“距離の壁”だ。アクサ生命保険など,日本におけるアクサ・グループの情報システムを開発・運用するアクサテクノロジーサービスジャパンは,仮想化技術を使ってこの壁を乗り越え,東京で運用していた業務サーバー群をメルボルンにあるデータセンターに移管し始めた。

【Hoster-JP】
負荷に応じて仮想サーバーを増減,ロードバランサが全自動を支える
 
 「Webサーバーの負荷が増えたとき,すぐにサーバーを増やしたい」という利用企業の声にこたえ,Hoster-JPは仮想サーバー・ソフトXenを使い,Webホスティング・サービス「グリッドホスティング」を提供している。Webサーバーの負荷に応じて仮想サーバーの数を自動的に増減させ,リソース配分を調整することが特徴である。

【ソフトバンクテレコム】
ストレージの仮想化を進め,装置や運用管理コストを低減
 
 ソフトバンクテレコムは,柔軟かつコストを抑えたシステム基盤を構築するため,ストレージの仮想化を進めている。多種多様なストレージ装置の全体最適化や運用管理方法の標準化などにより,ストレージ装置の導入コストや運用管理コストを大幅に削減できた。ストレージ仮想化コントローラを利用した遠隔サイトへのデータ・バックアップも順次導入している。

【第一生命保険】
仮想化によりストレージをシンプルに,複製機能でバックアップ時間短縮
 
 第一生命保険は,ストレージの仮想化機能を取り入れた。バックアップ運用の効率化が目的である。きっかけは,「データ量が増加し,バックアップに要する時間が延びてきた」ことへの対策だった。以前は5~11時間かかっていたバックアップ時間は,ストレージの仮想化などにより30分~60分に短縮された。