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 Windowsで取り扱うファイルには,そのファイルの種類を表す拡張子が付いています。実行可能ファイルなら.exe,テキスト・ファイルなら.txt,画像ファイルなら.bmpや.jpg,といった具合です。

 もしも,ファイルの拡張子を別のものに変更したらどうなるでしょう。例えば,テキスト・ファイルの拡張子を.txtから.bmpに変更してダブルクリックしたら,画像ファイルと勘違いされて,意味不明な絵が表示されるのでしょうか? 実験して確かめてみましょう。

 実験に必要なものは以下の三つです。三つとも,Windowsが標準で備えています。

  • メモ帳(notepad.exe)
  • ペイント(mspaint.exe)
  • エクスプローラ(explorer.exe)

実験の準備

 Windowsのデフォルトの設定では,プログラムのファイルや,特定のアプリケーションに関連付けられているデータのファイルの拡張子は,表示しないようになっています。これから行う実験では,すべてのファイルの拡張子が常に表示されるようにしたいので,Windowsのエクスプローラの「ツール」メニューから「フォルダオプション」を選択し,「登録されている拡張子は表示しない」のチェックマークをはずしてください(図1)。

図1●ファイルの拡張が表示されるように設定する
図1●ファイルの拡張が表示されるように設定する

 これで準備完了です。早速実験してみましょう。

実験1●.bmpを.txtに変更する

 ファイルの種類は,大きく二つに分けられます。プログラム・ファイルとデータ・ファイルです。プログラム・ファイルをダブルクリックすると,プログラムが起動します。データ・ファイルをダブルクリックすると,そのデータ・ファイルに関連付けられたプログラムが起動して,データ・ファイルの内容が読み込まれます。これらのことは知識として知らなくても,いつも体験していることでしょう。

 それでは,最初の実験です。ペイントに関連付けられている画像ファイルの拡張子を.bmpから.txtに変更して,ダブルクリックしてみます。.txtという拡張子は,メモ帳に関連付けられています。はたしてメモ帳は,画像ファイルをテキスト・ファイルだと思い込んで読み込むのでしょうか?

 実験の手順は以下です。まず,実験用のフォルダを作成してください。ここでは,CドライブのルートにJikkenという名前のフォルダを作成しました。次に,ペイントを使って適当に絵を描いて,それをC:\JikkenにMyPicture.bmpというファイル名で保存します(図2)。

図2●ペイントを使って作成した画像ファイル
図2●ペイントを使って作成した画像ファイル
[画像のクリックで拡大表示]

 エクスプローラを使ってC:\Jikkenの中にあるMyPicture.bmpを右クリックし,表示されるメニューから「名前の変更」を選択します(図3)。

図3●ファイルの名前を変更する
図3●ファイルの名前を変更する

 これによって,ファイル名が変更できる状態になるので,.bmpという拡張子を.txtに変更して[Enter]キーを押します。「ファイル名を変更するとファイルが使えなくなる可能性があります。変更しますか?」という警告メッセージが表示されても[OK]ボタンをクリックします。ここでは実験のために,あえて変更するのです。

 拡張子を.txtに変えたことで,ファイル名の左側に示されるアイコンが,テキスト・ファイルを示す絵に変わります。種類の表示は,「ビットマップ イメージ」から「テキスト ドキュメント」に変わります。このことから,Windowsは,拡張子だけでファイルの種類を識別していることがわかります。ファイルの内容は見てないのです(図4)。

図4●拡張子を変更するとファイルの種類が変わる
図4●拡張子を変更するとファイルの種類が変わる

 MyPicture.txtをダブルクリックしてみましょう。メモ帳が起動してMyPicture.txtが読み込まれます。画像ファイルの内容を読み出したのですから,滅茶苦茶な文字が表示されます(図5)。

図5●画像ファイルの内容がメモ帳に読み込まれる
図5●画像ファイルの内容がメモ帳に読み込まれる