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 自宅や出先から社内システムにアクセスしたい──このような思いをしたことがある管理者は多いだろう。「設定を確認したい」「大事なメールの返信を忘れた」といったときに社内システムにアクセスできれば便利である。実はこうした場面で手軽に使えるサービスがある。社内のパソコンをインターネット経由で遠隔操作できるリモート・コントロール・サービスである。

ブラウザだけでパソコンを遠隔操作

 パソコンのリモート・コントロール・サービスは以前からあったが,ほとんどが有償。それを無償で提供しているのが「LogMeIn Free」である。このサービスを使えば同サイトを介してリモートのパソコンに接続し,ブラウザから操作できる(図1)。ファイル転送/同期などはできないが,ファイルやメールを確認する用途であれば十分使える。ただし操作対象のパソコンには専用エージェントのインストールが必要。ブラウザ側でも,プラグイン・ソフトあるいはActiveXコントロール,Javaアプレットを使う。

図1●ブラウザを使って遠隔のパソコンを操作できる「LogMeIn Free」
図1●ブラウザを使って遠隔のパソコンを操作できる「LogMeIn Free」
ただし,操作対象のパソコンには専用エージェントをインストールする必要がある。

 ファイル共有に特化したサービスもある。マイクロソフトが提供する「FolderShare Beta」がその一例(図2)。パソコンの遠隔操作はできないが,文書ファイルの内容を確認したいなどファイルを共有できれば十分なケースは多いはずだ。FolderShare Betaでは,専用エージェントをインストールしたパソコン上のファイルに対し,ブラウザからインターネット上の同サイトを介してアクセスできる。LogMeInとは違ってアクセス側にはActiveXコントロールやJavaアプレットが不要なので導入しやすい。

図2●ファイル共有に特化した「FolderShare Beta」
図2●ファイル共有に特化した「FolderShare Beta」
専用エージェントをインストールしたパソコン上のファイルに,インターネット経由でアクセスできる。

無線LANの通信をSSLで暗号化

 モバイル環境で役立つサイトとしては,無償のVPNサービスもある。「PacketiX.NET セキュアインターネット接続サービス」は無線LANの利用時に,無線区間およびアクセス・ポイント(AP)における盗聴を防ぐためのサービス。専用のクライアント・ソフトをインストールしたパソコンと,同サービスのゲートウエイとの間の通信をSSLで暗号化する機能を提供する。

 このサービスは無線LANサービスを利用する場面で心強い味方になる。一般に無線LANではなりすましAPを作りやすい。気付かずに接続してしまうと,IDやパスワードを盗まれたり,通信の内容を盗聴されたりする危険性がある。そこで上記のような仕組みで不正APを経由する通信を暗号化すれば,少なくとも盗聴の被害は防げる。

LogMeIn Free https://secure.logmein.com/
FolderShareBeta https://www.foldershare.com/
PacketiX.NET セキュアインターネット接続サービスhttp://www.packetix.net/jp/

番外編

 ここまで,「自社サイトの監視」「不審なサイトの検査」「パソコンのセキュリティ診断」「リモート・アクセス」のそれぞれの分野に分けて便利サイトを見てきた。これらの分野からは外れるが,取材で話題に上ったほかの便利サイトも紹介する。ブラウザのアドオンも含めた。

◆FixedOrbit

 インターネット上に設置したBGP(border gateway protocol)の計測ノードで収集・解析した経路情報を基にAS(Autonomous System:自律システム)の接続状態を調べられるサイト。「インターネット上の経路を確認する際の補助的なものとして活用できる」(ソフトバンクIDC 技術本部 ネットワーク部 基幹ネットワークグループの小池大介マネージャー)。

URL●http://www.fixedorbit.com/search.htm
URL●http://www.fixedorbit.com/search.htm
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