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検定の講評記事 |

【問題1】キーワード「Webサービス」
Webサービスの標準化されたインタフェース(WSDL),言語(XML),プロトコル(SOAP)が,企業の情報システムにもたらす影響の内容として,正しいものはどれですか。
【選択肢】 | ![]() |
正解 | |
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今後はこれらの新しい標準を使わないと,外部のシステムと連携できなくなるため,企業はシステムを改修する必要に迫られる | ![]() |
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これらの標準を適用することにより,他のシステムとの相互運用が容易となり,自社のIT資産を外部にサービスとして公開したり,外部のサービスを利用できるようになる | ![]() |
○ |
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これらの標準を用いれば,データ構造を整備しなくても,他のシステムとのインタフェースを簡単に構築できるようになる | ![]() |
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これらの標準に対応するソフトウエアなどは特定のベンダーだけが提供しているため,広く普及するとは考えにくい | ![]() |
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正解は選択肢Bです。
従来はシステム間連携をする場合,ポイント・ツー・ポイントによる統合,すなわち,連携するシステムの送信側,受信側に個別のインタフェースを開発する手法をとらざるを得ませんでした。しかし,WSDLやXML,SOAPといった標準によって,異なるシステム間でもメッセージを交換しやすくなり,これらに準拠してさえいれば,企業の枠を超えてネットワーク上にある様々なビジネス・サービスを呼び出せるようになります。この点で,Webサービスは「インターオペラビリティ(シームレスな相互運用性)」を実現するためのキー・テクノロジと言えます。
ただし,外部のシステムと連携する手段が,これらの標準に限定されるわけではないので,選択肢Aは誤りです。また,いくら新しい標準に準拠したからと言って,データ構造が整備されていなければ,実効性のあるシステム間連携は実現できませんので,選択肢Cも誤りです。
Webサービスへの取り組みは,EAI(Enterprise Application Integration)のベンダーだけでなく,ERP(Enterprise Resource Planning)ベンダーやシステム・インテグレータなど,IT業界全体に広がってきています。そのため選択肢Dも正しくありません。