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解答の解説記事 解答の解説記事 



【テクノロジ・キーワード検定】の平均点
Webサイトでの受験者 57.5
会場での受験者 48.3
総合 52.9

 毎年,ITの世界で次から次へと誕生するキーワードの数々。それらの中には,システム開発・運用・活用の重要なトレンドを表す言葉として長く定着するものもあれば,“バズワード”(話題にはなっているものの,実態の伴わない言葉)として忘れ去られていくものもある。

 アクセンチュアが監修した「テクノロジ・キーワード検定」の目的は,押さえておくべき重要なキーワードの意味や本質,あるいは,システムに適用する際に留意すべきポイントなどをITエンジニア自身にチェックしてもらうことにある。9つのキーワードに関して合計10問を出題し,100点満点で採点した。

 その結果,Webサイトでの受験者の平均点は57.5点,ITpro EXPO会場での受験者の平均点は48.3点,全体の平均点は52.9点だった。平均点を見る限り「難しすぎず,易しすぎず」という印象だが,実際にはキーワードによって正答率にバラツキがあり,特に「SOA」,「BCP」,「ITIL」などは回答者の理解の仕方に課題が見つかった。個別に結果を見ていこう。

「SOAの目的=ソフトの再利用」という誤解が多い

 第1問のキーワードは「Webサービス」。標準化されたインタフェース(WSDL),言語(XML),プロトコル(SOAP)が企業の情報システムにもたらす影響を質問したものだが,正答率は92.7%と高かった。

 誤答で多かったのは,選択肢Cの「これらの標準を用いれば,データ構造を整備しなくても,他のシステムとのインタフェースを簡単に構築できるようになる」である。これについて,ITpro EXPO会場で解説を担当したアクセンチュア システムインテグレーション&テクノロジー本部の森泰成氏は,「Webサービスはあくまでも方式の標準化であり,データの構造,つまり何をやり取りするのかは,それぞれデザインする必要がある」と強調した。

 第2問のキーワードは「SOA」である。SOAの本質や特徴について質問したところ,これも正答率は82.4%とまずまず高かった。

 ともするとSOAは「ソフトウエアの部品化」を実現するための技術とみられがちだが,より本質的には「ITをサービスとして提供できるようにするための技術」であり,サービスを組み替えることで「ビジネスプロセスをダイナミックに変えていけるシステム構造にする」ことが重要だ。

写真●ITpro EXPO会場における「テクノロジ・キーワード検定」の解説風景
写真●ITpro EXPO会場における「テクノロジ・キーワード検定」の解説風景
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 第3問も「SOA」を取り上げ,企業が導入する際に留意すべきポイントについて質問した。正解は選択肢Cの「SOA化を徹底しようとしても,通常はサービス化できない機能が残り,SOA化されない既存システムとの整合性を考慮しなければならない」だが,正答率は23.9%と非常に低かった。「システムをゼロから,すなわち何もないところから作る場合を除き,ITで提供している既存の機能をすべてサービス化することは,現実的には難しい」と森氏は説明する。

 誤答で最も多かったのは,選択肢Dの「SOA化によるサービスの利用を促進するには,ビジネス・レベル,アプリケーション・レベル,サブルーチン・レベルという具合に,サービスを階層別に定義し,用途に応じて使い分けられるようにすべきである」で,56.5%に達した。これも,SOAの本質が誤って理解されていることの表れと言えるだろう。「SOAの目的は,部品化によってソフトウエアの再利用を促進したり開発生産性を高めたりすることではない」(森氏)。SOA化によるサービスは,あくまでもビジネス上の意味や用途・利便性を考慮して用意すべきものである。

 第4問のキーワードは「仮想化」である。比較的易しかったようで,正答率は全10問中,最も高い95.8%だった。選択肢AとDを選んだ回答者がごくわずかで,選択肢Bを選んだ回答者は1人もいなかった。

 第5問のキーワードは「グリーンIT」で,「日本で消費される総電力量のうち,IT関連機器が占める割合」を質問した。正解は選択肢Dの「約5%」で,正答率は49.3%。選択肢Cの「約3%」を選んだ回答者が35.6%いた。

 森氏は次のように解説する。「5%という数字は決して小さくない。いま手を打たないと,どんどん拡大していく。将来的には25%に達するという調査結果もある。日本ではまだ,IT担当者のレベルではグリーンITの優先度が低いが,CIO(最高情報責任者)などが中心となり,重要な経営課題として取り組んでいく必要がある」。

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