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アプリケーション・プログラマのためのABAP入門

 皆さんはSAPという会社やERPについてご存じでしょうか。ERPは一般に,財務会計,調達,生産,販売,在庫,人事など企業の基幹業務を統合した業務パッケージ・システムのことを指します。SAPは,ERPで最もよく知られた企業向けソフトウエア・ベンダーであり,企業システムにかかわる様々なソリューションやサービスを提供しています。

 SAP ERPをはじめ,SAPの多くのビジネス・アプリケーションは「ABAP(Advanced Business Application Programming)」というプログラミング言語で開発されています。SAPシステムのプラットフォーム上にABAPの開発環境が用意されており,開発者やユーザーは,ABAPを使ってSAPの標準機能を拡張したり,カスタマ・プログラム(アドオンと呼ばれます)を追加開発したりすることができます。SAPシステム専用の言語なので,一般にはあまり知名度は高くないのですが,SAPユーザーやERP関連のソフトウエア・ベンダーの間では広く利用されています。

 この連載では,ABAPの基礎知識や使い方を一から説明します。SAP ERPアプリケーションをお使いの方や,ビジネス・アプリケーションの開発に携わる技術者/開発者で,ABAPに興味をお持ちの方は,ぜひ読んでいただきたいと思います。新たなビジネスチャンスを見つけるきっかけになるかもしれません。また,SAPシステムをお使いでない方も,SAP技術の基礎解説の一つとしてお読みいただければ幸いです。

第1回 SAPアドオンを作れるABAPを体験してみよう
第2回 はじめてのABAPプログラム開発
第3回 DBプログラミングのカギを握る「ABAPディクショナリ」